2017年9月15日
カテゴリー:
創業融資⑤~お金のブロックパズルでつかむ事業計画のポイントと3年分の事業計画~
365日ブログ
46日目
公認会計士・税理士
畑中 外茂栄です
1. 前回までの記事
創業融資①についてはこちら
創業融資②についてはこちら
創業融資➂についてはこちら
創業融資④についてはこちら
2. 事業計画について
今日は事業計画作成のコツです
公庫のホームページに
事業計画のサンプルがおいてあります
赤丸の部分が
経営数字の見通しですが、
非常にザックリしています
そのため、
僕はいつも融資サポートの際は
この所定のサンプルとは別に
事業計画3年分を添付しております
3. 全体像把握
全体像が大切なので、
まずは創業したい方のビジネスモデルをヒアリングしながら
お金のブロックパズルで落とし込んでいきます
引用:超☆ドンブリ経営のすすめ
”お金のブロックパズル”
著者 和仁 達也先生
キャッシュフロー(お金の流れ)を考えていきます
目標利益
目標粗利
目標売上
を積み上げていきます
4. 詳細な計画
全体像を把握したあとに月次に落とし込んでいきます
僕はA41枚で
収支予定とキャッシュフローを集約させています
(※数字は架空です)
例えば
飲食業の方であれば
新年会や送別会、
クリスマスなどの
イベントがある繁忙期がある一方で
お盆などの閑散期があります
全体像を把握したあとに
細々したところを反映させるために
何度も行ったりきたりします
5. 言語化
この数字の根拠を言語化していきます
例えば、月次の売上であれば
売上=客単価×営業日数×座席数×回転率×変動率に分解できます
こういった数字の根拠を
材料代や人件費ごとに書いていきます
創業したあとは
予定通り上手くいかないときもあるし
当初予定していなかったコスト
も発生する可能性はあります
そのため最低3年分作ることで
ストーリーに深みが増すことに加えて
一連のお金の全体を見える化することで
安心感が生まれます
毎年
増収増益の青天井の
数字を並べた事業計画や
ザックリとした上の公庫↓と比較すると
公庫の担当者、
創業する方本人にとっても
説得力が増します
6. 公庫担当者目線
注意点として
公庫の担当者の方も毎日忙しいため、
無駄な資料がたくさんあってもNGです
僕はシンプルに
ワードとエクセル、
A4サイズで10枚以内に
抑えるようにしています
過不足ない事業計画を作って
創業融資を獲得し事業を軌道に
乗せていただければ幸いです
本日もお忙しい中お読みいただき、
ありがとうございました
公認会計士・税理士
畑中 外茂栄