2017年9月13日

カテゴリー:

融資&創業融資


創業融資➂~政策金融公庫の担当者が見ている3つのポイント~

365日ブログ

44日目

 

 

公認会計士・税理士

畑中 外茂栄です

 

 

 

 

 

1. 前回までの記事

 

 

創業融資①についてはこちら

 

創業融資①~役割分担の明確化~

 

創業融資②についてはこちら

 

創業融資②~手元資金を増やす3種類の資金調達~

 

 

2. 政策金融公庫について

 

 

昨日は重要なポイントを書きました

 

①利益より現金

 

②倒産は現金が無くなるから

 

➂狙ったタイミングでスピード感を持って

希望額を調達できるのは借入

 

 

3つでした

 

 

今日は日本政策金融公庫の創業融資制度と

公庫担当者が見ている3つのポイントについてです

 

 

政策金融公庫とは国が株式の100%を

常時保有している政府系金融機関です

 

 

特に実績が出ると決算書の実績から

おおよその借入限度額が算出されます

 

 

実績が無い段階からまとまった資金を

調達できるのは大きな武器です

 

 

 

3. 新創業融資について

 

 

実績が無い段階から

利用できる制度が新創業融資という制度です

公庫の新創業融資のホームページはこちらです

 

 

この制度のポイントですが、

 

 

・新たに事業を始める人、

または事業開始後税務申告を2期終えていない方

 

・創業時に融資希望額の1/10以上の自己資金がある

 

無担保・無保証で利用可能

 

 

という特徴があります

 

 

特に実績が無い段階から

無担保・無保証で利用できる可能性がある点が

創業の段階だと非常にありがたいですね

 

 

 

4. キャッシュの重要性

 

 

昨日、倒産しないためには利益より現金と書きました

 

 

1ヶ月後に大きな支払いが来る

2社を前提に簡単な数字例でいくと、

 

 

A社はこれから借入先を模索する

現金100万円

借金0円

 

 

B社はすでに借入済

現金1100万円

借金1000万円

 

 

切迫している場面だと

どちらの会社が

余裕を持った対応ができるかは

一目瞭然です

 

 

 

5. ポイント①経験

 

 

特に公庫担当者が重点的に

見ているポイントは3つあります

 

 

まずは経験です

 

 

・これから創業される業種が

ご自身のキャリアで密接に関連した業種か

・5~6年の実務経験があるか

・経営数字を扱う管理職やマネジメント経験があるか

 

 

といった点が重視されます

 

 

6. ポイント②自己資金

 

 

次に自己資金です

 

・コツコツためた貯金がいくらあるか

・借入総額と自己資金の割合はどれだけか

 

 

といった点が重視されます

 

 

7. ポイント③コンセプト

 

 

・経営理念は

・経歴

・社長の人柄

・強みや課題

・取引先の確保(売上の実現可能性)

 

 

こういったことも所定の書類に記入をしますし、

公庫担当者から質問を受けていくことになります

 

 

 

8. 余裕を持った準備を

 

 

融資を受けたい!

と思っても必要な書類を揃えて

所定の審査手続をクリアをして

ようやく融資が受けられます

 

 

弊社も公庫から借入をしていますが、

書類の準備から入金まで1ヶ月程度かかっています

 

 

早くて3週間程度

 

 

今日行って今日借入ができるわけじゃないので

余裕を持った対応をしましょう

 

 

 

9. 今日のまとめ  

 

 

今日の3つのポイントを意識しながら

事業計画を作り公庫担当者にプレゼンをすると

説得力がグッと増します

 

 

次回以降、

事業計画のポイントを書いていきます

 

 

本日もお忙しい中お読みいただき、

ありがとうございました

 

 

公認会計士・税理士

畑中 外茂栄

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