2017年11月19日
カテゴリー:
拡大よりも縮小が難しい~1人経営とフリーランスの時代?~
365日ブログ
111日目
公認会計士・税理士
畑中 外茂栄です
毎年変わる税制ですが、
重要な記事が出ていました
高所得者の給与所得控除の縮小と
基礎控除の拡大です
※まだ決定ではありません
↓11月16日の日経新聞より引用
結論のイメージは↑の左下に
記載がありますが、
高所得者の会社員は増税
中低所得の会社員は横ばい
自営業・フリーランスは減税
といったイメージです
このあたりの改正は、
富裕層への増税の傾向が著しいですね・・・
あからさまです😱
平成28年分から、
年収1千万を超える方の
給与所得控除の上限額が
段階的に引き下げられました
来年からは
所得が1000万を超える方の
配偶者控除は廃止されます
わかりやすいのは、
高収入の会社員・専業主婦の家庭の方などは
毎年増税されているイメージですね💦
一方で
今回の改正が実現すれば、
個人事業主や
フリーランスの方々は
100%減税になります
日本は
2050年には人口1億人を切る
と予測されています
人が少なくなればそれだけ消費も減りますし、
消費が減ればモノを作る必要も無くなります
どんどん経済規模が縮小していっちゃいますね
経済の大きな流れが下がっていく中でも、
成長していく会社も当然あります
ですが、
ロボット等の進化により
多くの産業への影響が懸念されています
最近ではメガバンクの拠点や
人材削減のニュースもよく見ますよね
大企業=安泰の構図はもう終わっています
最近の読み物ですが、
1人経営の本を読みました
↓ 会社は1人で経営しなさい
小さな会社でも、
特に1人経営やフリーランスを
推奨している本ですね
ざっくりとした内容を説明すると、
経済の大きな波が縮小傾向なので、
会社も右肩上がりの売上を
作るのは難しくなってくる
その代わり、
利益率や生産性を意識しようね
という要旨です
著者の方が、
会社の規模が縮小することを前提で
書かれているんですよね
例えば、
ダイエットの例でいえば
太ることは簡単でも
痩せることは難しいですよね
規模が大きくなって業績が傾いたときに、
・銀行に交渉
・人件費を下げる
・家賃が安いところに引っ越しする
・その他の経費を削って削りまくる
というのは
考えただけでもしんどい作業です
一度肥えたのを
元に戻すためには
ものすごいエネルギーが
必要になるんです
1つ気づきがあったのは、
事業計画に落とし込むのは
右肩上がりの売上目標だけじゃない
ということです
利益率が高まるように
意図的に右肩下がりの売上目標を作る
規模に見合った固定費に設定する
というのも1つの選択肢なんですね
これからの時代で
主流になる働き方になるかもしれません
本日もお忙しい中お読みいただき、
ありがとうございました
公認会計士・税理士
畑中 外茂栄