2024年4月18日

カテゴリー:

事業承継


事業承継の難しさと楽しさ

365日ブログ 

2,453日目 


公認会計士・税理士 

畑中 外茂栄です 



今日から専門家の仲間同士の早朝勉強会は、

テーマが事業承継に移りました



専門家同士でブラッシュアップできる環境はありがたいです



今日からのテキストはこちらの

「専門家のための事業承継 入門-事例で学ぶ事業承継フレームワーク-」

を使用しています

この著書でユニークだったのは、

問題発見のためのフレームワークに

あてはめながら事例を検討している点ですね



3×3のマトリックスで、

この事例はどの部分にあてはまるか

考えなら進めていきます



思考するにしても実践するにしても、

型があるだけで結果の精度が変わってきます



しっかり消化したいなと思います



今日の勉強会にも、

2代目3代目の税理士が3割ほどいらっしゃいました



自分も2代目の税理士です

事業承継で何を承継するかというと、2つあります



経営権と財産権



の2つです



経営権はマネジメント全般の無形資産です



実務経験、営業、マーケティング、採用、教育などですね



財産権は株式会社を前提すると株です



その他個人事業主であれば、

事業に関する在庫や固定資産などがありますね



事業承継は数カ月単位の短期で完結せずに、

基本的には1年~5年ほどかけるのが一般的だと思います



後継者を招き入れたとしても、

最初は業務など数年かけて経験してもらうはずですし、

株が高額になっている場合には数年かけて対策案を検討していきます



僕自分自身は、

事業承継の節目を迎えられたなと

自分から納得できるところに到達できたのは

6~7年ほど経ったタイミングでした



それでも完成形には至っていません



というかそもそも完成はないものだと考えています



事業承継の難しさは、

先代からの経営スタイルと後継者の経営スタイルの統合という側面と、

後継者が経営をバージョンアップさせる第二次創業という、

異なるベクトルの両方を同時にこなしていかなければいけない点です



僕もこれは経験済なのでよくわかるのですが、

実際乗り越えるのは相当の覚悟が必要です



お客様にも事業承継のフェーズが多くあったことから、

様々な形を経験させていただきました



例えば、

先代と後継者でコミュニケーションが

上手く取れている関係性が良好な会社もあれば、

毎回バッチバチの親子喧嘩になる会社もありました



同じ事業承継でも問題点は千差万別です



ですが、先代と後継者でやり方は違っても、



会社をより良くしていってほしい

会社をより良くしていきたい



そこの気持ちは一緒なはずです



難解な局面を乗り越える楽しさ、おもしろさはありますね^^



今まさに事業承継が進行形で進んでいるお客様もありますし、

納得ができる形を作れるようにしっかりサポートしたいと思っています



公認会計士・税理士 

畑中 外茂栄

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