2018年4月7日
カテゴリー:
創業融資⑥~創業融資実行後の追加融資~
365日ブログ
250日目
公認会計士・税理士
畑中 外茂栄です
今日は創業融資を受けた後に
追加融資を受けるタイミングについてです
過去に書いた創業融資関係はこちらです↓
数年末に創業融資を支援したから、
追加の融資を獲得したい
というご相談がありました
当初提出した事業計画を
上回る成長を直接見ることができ、
僕としても非常に楽しみにしています
新しい借入の使途(使い道)は
新規事業への設備資金です
ですが、
まだ当初借りた分は
完済していませんため
まだ残っています
追加の融資が可能か
どうかが気になるところです
追加の融資は、
正直なところ甘くはありません
この点、
➀最低でも3年の返済実績を作る
②決算書が黒字決算かつキャッシュフローが回っている
③既存事業を踏まえ、新規事業の事業計画で根拠を作る
を満たせば、
追加融資の可能性はあります
追加融資を受ける以上は、
よりいっそう財務的なリスクも増えるため
より一層モニタリングも
徹底していく必要があります
創業融資は政府系金融機関の
政策金融公庫から調達するのが
一般的です
おススメをしているのは、
追加融資のタイミングで
民間の銀行からの調達も
検討していただきたいと考えています
なぜかというと、一般的には
政策金融公庫のハードルは低く審査が通りやすい
民間の銀行はハードルがやや高く審査が厳しい
こういった傾向があります
つまり公庫で返済実績を作ったあとで
民間の銀行からの調達を可能にすれば、
民間の銀行だけで調達
公庫+民間の銀行の合わせ技で調達
民間がNGだった場合には公庫だけで調達
こういった資金調達の選択肢を
増やすことができます
民間の銀行を使う場合にも、
プロパーではなく保証協会を使う場合が多いため
最初は手続きにも時間がかかります
いずれまた利用する際にも
こうした民間の銀行での返済実績を作っておけば、
その際にもスムーズに事が進みます
事業計画ももちろん大切です
ですが、
返済実績を作り、歴史を共有しておくことも大切です
実績を作り、
信頼を積み重ねていきましょう👍🏻
本日もお忙しい中お読みいただき、
どうもありがとうございました
公認会計士・税理士
畑中 外茂栄