2020年12月2日

カテゴリー:

融資&創業融資


銀行からの借入は、繰上返済は絶対にするな

365日ブログ

1220日目


短期でキャッシュフローを改善し、

経営者のビジョンと願望実現を支援


財務戦略の専門家

畑中 外茂栄(はたなか ともえ)です



業績が良くなった企業からよく相談を受けることが、



借入金の繰上返済



です



繰上返済とは、

当初の返済期間より前倒しで

返済をしてしまうことです



業績が好調で利益が多く出たたために

手元資金が多くなったことで

前倒しで返したいという心理が働くようです



僕はこのようなときに、



「なぜ早く返したいんですか?」


と聞ききますが、

だいたい返ってくる答えとしては



「利息がもったいないから」

「返せなくなったときが怖いから」



こんな回答がよく返ってきます



たしかに気持ちはよくわかりますが、

繰上返済はする必要はありません


なぜかというと、

繰上返済すると手元資金が減るからです



企業が潰れるのは手元資金が無くなったときです



手元資金が減るということはそれだけ

倒産する可能性が高まるということですよね



利息がもったいないという考えもわかります



ですが銀行とお付き合いをしていく以上は

こちらの考え方も変えていく必要があります



以前にも書きましたが、

銀行への利息を「無駄な支出」と考えるのではなく、

「交際費」「保険料」として考えようということです

事業を回していくために

必要なコストとして割り切っておくのです



加えて、

繰上返済をしてしまえば

そこの銀行との付き合いが終わってしまいます



さらなる調達をする余地を残しておく意味でも

銀行とのパイプは残しておくべきです



もし繰上返済をしてしまったあとに

急激に業績が悪化してしまったら

今度は借りづらくなってしまう可能性もあります



以前お客様でもこんな方がいました



業績が好調だったために繰上返済をしていたら、

納税の資金がギリギリになってしまったという方もいました



借入の返済は借りたものを返すだけなので、

経費にはならず利益には一切影響ありません

繰上返済をせずにそのままにしておく



財務的には手元資金を厚くしておくことが正解です



短期でキャッシュフローを改善し、

経営者のビジョンと願望実現を支援


財務戦略の専門家

公認会計士・税理士

畑中 外茂栄

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