2022年2月9日

カテゴリー:

経営判断の基準を作る考え方


その仕組みに再現性はあるか

365日ブログ 

1,654日目 


公認会計士・税理士 

畑中 外茂栄です



先日スキーの混合団体、

見ていて非常につらい気持ちになりましたね


一番手で大ジャンプを成功させた高梨選手が、

まさかのスーツ規定違反により失格



直後に泣いている姿や、

そして気を取り直して2本目のジャンプをする姿に、

きっと日本中の国民が勇気づけられたと思います



本当にしっかりした軸をお持ちの

素晴らしいアスリートですね



しかし合計で10ヵ国中4ヵ国の選手が

失格になってしまった今回の競技については、

やはり素人から見ても異常だと感じました



そもそもチェックをするタイミングも、

なぜ飛んだ直後なのかもわかりません



あるいはなぜ全員ではなく、

一部の部分的な選手への

チェックなのかもわかりません



本来であればスタート前に、

そして全員が平等にチェックを受けるべきです



今回の件を会社の仕組みにおいて考えてみましょう



会社の仕組みを考える上で重要なのが、



再現性



です



誰が、いつ、どこでやっても

必ず同じ結果になることが大切です



逆に言えばその時の調子や気分によって

結果が変わってしまうのもよくありません



必ず同じ結果になるのであれば、

これは再現性が高い仕組みです



再現性が低い仕組みは、属人的な業務です



〇〇さんしかできない業務やわからないことは超属人的です



〇〇さんがいなければ業務は止まってしまう



仕組みを考えていく上ではこのような業務は

極力を減らしていかなければいけません



では今回のスーツのチェックはどうだったでしょうか?



行われているのは部分的な選手へのサンプルチェックです



であれば、

仮に全員が違反していたとしても

チェックを通過する人もいれば

引っかかる人も出てきます



規程違反を発見し公平な競技を

実現するという目的からすれば、

今回のチェック体制はやはり見直しが必要ですね



公認会計士・税理士 

畑中 外茂栄

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