2022年2月10日

カテゴリー:

法人税


「節税」には大きくわけて2種類あります

365日ブログ 

1,655日目 


公認会計士・税理士 

畑中 外茂栄です



日経新聞に、

節税保険の審査で金融庁と国税庁が

協力をするという記事がありました

 

今まで節税手法として保険は有効な手法の1つでしたが、

数年前から行き過ぎた節税として問題視されるようになりました



今後は保険商品販売前の審査の段階から

国税庁も参画するようなので、

もはや保険での節税は難しくなりそうです



世間一般的に出回っている

「節税」には2つ考え方があります



1つは、税法の条文に記載がされている合法的な節税です



つまり国も積極的に認めている節税です



ヒトやモノに積極的に投資をしている会社に恩恵があります



もう1つは、税法の条文と条文のスキマを狙っていくグレーな節税です



これは国も積極的に認めているわけではなく、

条文上ダメだとは書かれていないから

都合よく解釈されているケースがあります



保険の商品でもそういったものがありました



例えば最近はドローン節税というものが流行りました



まずは金額的に低いドローンを大量に購入して、

経費として落として所得を圧縮します



その後ドローンを貸し出しをして、

レンタル料として回収をしていくというスキームでした



これも条文上積極的に認めているわけではなく、

条文を都合の良いように解釈をしてるだけでした



このスキームも流行り出していましたが、

この前の税制改正で封じ込められました



結局後者のスキマを狙っていく節税は、

歴史的を振り返れば封じ込められるのは時間の問題です



合法的な節税は積極的に利用すべきですし、

我々も積極的にご提案しています



一方でグレーな節税は国の力で急に変わるものですから、

どうしても使う場合にはリスク等十分に自覚しておくことが大切です



公認会計士・税理士 

畑中 外茂栄

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