2022年7月14日
カテゴリー:
合法か、法と法のスキマか
365日ブログ
1,809日目
公認会計士・税理士
畑中 外茂栄です
大手生保会社が節税保険の件で行政処分を受けました
「保険の本来の趣旨から逸脱」っていうのはその通りで、
税金を減らすために保険に入るのはやっぱり違うよなと思いますね
「節税」をうたっている商品はたくさんありますが、
節税には2種類の節税があります
1つは国が認めている節税
これは国も政策や景気調整の側面から
積極的に認めている手法で
税法という条文に則った合法的な手法
これは堂々と使っていいものです
もう1つは法律や通達のスキマや解釈で、
国が認めたわけではないものです
これはまさに今回の件です
歴史的に見ても流行っては封じ込められる、
繰り返しているイタチごっこになっています
例えば最近ではドローン節税
ドローンを経費で落としたあとに
レンタル料で回収していくという手法でしたが
これもこの前の税制改正で封じ込められました
合法的な節税はどんどん積極的に利用すべきですが、
このようなグレーな節税はいつか規制が入る可能性があります
危険な節税やもう陳腐化してしまっている手法もあります
何らかしらの手法を実行する際には
事前にリスクと効果をしっかりと検討しましょう
公認会計士・税理士
畑中 外茂栄