2021年12月28日
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税務調査対応のために、意思決定したことを「議事録」と「規定」に残して整理・整頓をしておく
365日ブログ
1,611日目
公認会計士・税理士
畑中 外茂栄です
振り返ってみると、
今年は昨年と比べると税務調査の回数が増えました
昨年はコロナの影響で
税務調査の実地調査が無くなり年間で0でしたが、
今年はその反動もあったせいか回数も増加しました
税務調査が入ると日程調整が大変になり
リズムが一気に崩れてしまうため、
やはり仕事もある程度余裕を持って
進めていかなきゃなと・・・
思っているんですが、
なかなかできず毎回バタバタになってしまいます(;^^)
税務調査対応のためにも日常的に文書化しておきたいのが、
「議事録」と「規定」
です
議事録は株主総会議事録や取締役会議事録、
規程は就業規則や旅費規程など会社の運営に関するルールです
1人社長や少人数の会社だったら
打ち合わせでも口頭ベースで決定をして
文書として残していないケースも多く見られます
そもそも議事録を作る目的は、
大きく分けて3つあります
①会議で決定した内容を記録しておくこと
②関係者各位との情報共有
③税務調査・役所等での手続の際に提出
税務調査でも、
このような議事録や規程関係は
提出を求められるとがあるので
日頃から作っておくことをおすすめします
その上で例えば新しい会社の福利厚生制度などを決議したら、
その内容に沿う形で規定等を改定し運用することが大切です
もちろん、
税法に反する内容を決議して
規程を改定したとしても税務調査で
認められるわけではありません
ですが、
このような文書関係があることは
税務調査の時には心証は良くなりますし、
ドキュメントがあれば調査の審査もスムーズに進みます
そして作っただけではなく、
提出を求められたらすぐ提出できるように
ファイリング等で整理・整頓をしておきましょう
公認会計士・税理士
畑中 外茂栄