2019年11月27日
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現金商売は履歴に残らないから安全・・・は嘘
365日ブログ
849日目
短期でキャッシュフローを改善し、
経営者のビジョンと願望実現を支援
財務戦略の専門家
畑中 外茂栄(はたなか ともえ)です
いやー驚きました
また大阪のたこ焼き屋さんが
所得隠し1億4千万円、
追徴8,000万円をくらっていました・・・
そういえば、
1年以上前にも別のたこ焼き屋さんが
1億3千万円の脱税をしていて記事を
書いたことがありました
たこ焼き屋さんって儲かるんですね
で、また古典的な手法で
レジの現金売上を改ざん
という手法だったようです
でね、
やっぱり大前提として脱税はダメです
通帳の振り込みだったら履歴が出ちゃいますが、
現金売上だったらバレないだろうという思い込みは危険です
税務署の方々もアホではないので、
ある程度じっくりと観察をしているわけです
そして実際のお客さんの数や単価、
仕入れた原価などからおおよその
所得を推測したりします
これを、
推計課税
と言います
推測をして計算するから
推計課税と言われています
そうすると、
推測した数字と実際の数字が
離れすぎていたらやっぱり疑義が出てきますよね
あるいは、
現金の売上がモレているのに
仕入はそのまま経費として処理する
こんな方法も危険なわけです
単価も大幅に変わらなければ、
申告している売上からおおよその
数量も出すことができます
そうすると、
この売上の金額少なすぎないか?
みたいな仮説も立てることができます
現金商売だから履歴は残らない、
だから安心っていう考え方は
非常に危険なんですね
もし仮にバレちゃったら、
ペナルティを含めて余計な税金かかっちゃいますよ
納税すべきところは納税をする
納税は利益確定のコストですから、
覚えておきましょう
短期でキャッシュフローを改善し、
経営者のビジョンと願望実現を支援
財務戦略の専門家
公認会計士・税理士
畑中 外茂栄