2025年2月23日
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KPIの指標も大切。上流の情報の精度を上げることも大切。
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公認会計士・税理士
畑中 外茂栄です
先日お客様と打ち合わせをしていて、
月次の粗利が下方にブレていました
原因を探ってみると、
とある外注先の締日の関係でした
通常、
月末締め翌月払いの取引先が多い中で、
この取引先だけ月末締め翌々払いだったり
不定期での請求書が到着しているのが原因でした
自社の経営指標をKPIと言います
このKPIとして、
例えば自社の月次決算を翌月10日以内に
締めるという項目があったとします
そうすると、このKPIを達成するためには
さらに多くの項目を達成する必要があります
例えば、
・担当者の会計処理の早くする
というのも大切な項目です
ですが、
いくら処理速度を上げても
上流から流れてくる情報が不正確だったり遅かったりすると、
月次決算の目標は達成できません
例えば、今回のような請求書未達問題
請求書が未達問題であれば、
まずは取引先に依頼をします
定期的に請求書が送付できるように
依頼をお願いする必要があります
ですが、相手先の都合で難しい場合もあります
その場合には、請求書を待っていては締められないため、
会計処理として概算計上をして確定した段階で調整するなど
業務フロー変更の検討をする必要があります
あるいは、勤怠管理の修正などで
給与計算が遅延してしまったり、
現金精算が多ければその分事務コストが増加します
ある程度のエラーの把握と修正依頼は
避けられないかもしれませんが、
極力避けられるように改善行動していくことは可能です
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今の例は経理部の例でしたが、
営業部や製造部などそれぞれの部署でも
上流の情報の精度を見直す余地はある可能性があります
定量的・定性的な側面から改善できる余地を探っていきましょう
公認会計士・税理士
畑中 外茂栄