2025年7月7日
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事業承継の経営権の委譲前後は、再構築期間

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公認会計士・税理士
畑中 外茂栄です
事業承継前からご依頼していただいたお客様が、
事業承継前後から業績が回復基調にあります

後継者の方はまだ30代と若いのですが、
業界に関して深い知見と改善方法をお持ちです
事業承継は早ければ早いほど黒字が大きくなったり、
赤字が縮小するというデータもあります
事業承継は大きく分ければ、
・経営権の委譲
・財産権の委譲
の2つがあります
経営権は実際の実務に加えて、
リーダーシップを備えることも大切です
代表取締役を変えるといった形式的な話だけではなりません
財産権の委譲は株の移転も関係してくるため、
こちらも贈与税や相続税に関係してくるため
各社にあった戦略・戦術で対策が必要です
私のお客様でも、事業承継の準備期間は
数年はかけて体制を整えていることが多いです
この数年かけて行う期間は、事業再構築期間です
主に株価対策など、
そちらが主となってしまえば
本業を毀損してしまう可能性があります
一番大切なことは本業の発展です
そのためには、
市場環境の変化に対応したり、
自社の経営資源の配分の見直しも必要になってきますが、
いずれもやはり時間がかかります
私自身も後継者の立場でしたが、
「変えるもの」と「守るもの」
ここは本当に迷いました
なぜなら、
良く受け止めるスタッフばかりだけでなく、
それをやることで嫌な気分になるスタッフも出てきます
すべての人に良い顔はできませんし、あきらめました
大事なのは、会社を守って発展させていくことです
最近は私より年下の後継者の方のお客様も増えてきましたし、
これから事業承継を行っていくお客様もいます
そして私たちもいずれ年を取れば、
必ず次の世代へバトンを渡していくことになります
1社でも多く次世代へ残すためのサポートに尽力していきます
公認会計士・税理士
畑中 外茂栄