2018年1月31日

カテゴリー:

法人税


節税するための4つの着眼点④~お金を出して税金を減らす方法~

365日ブログ

184日目 

 

公認会計士・税理士

畑中 外茂栄です

 

 

先日から節税するための4つの着眼点

解説しています

 

 

過去の記事はこちら

 

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節税するための4つの着眼点

 

節税するための4つの着眼点②~お金を出さずに税金を減らす方法~

 

節税するための4つの着眼点③~お金を出さずに税金を繰り延べる方法~

 

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今日はお金を出して税金を減らす方法について解説します

 

 

・事例は資本金1億円以下の中小企業を想定しています

・数字の正確さよりもわかりやすさを優先しています

 

1.お金を出して税金を減らす方法

 

 

畑中
山田社長、今日は一番左上のお金を出して税金を減らす方法について考えてみましょうか

 

これは割と有名な方法ですが、

節税=手元のお金が増えると思っている方も多いの注意が必要ですね

 

実はそうではないんですよ

 

山田社長

畑中くん、この方法って決算期の前に金額の小さい備品などをたくさん買う方法かな?

畑中
山田社長、その通りです!

 

例えば、大きな建物は一度経費にならず、

何年かに渡って経費にしていきますよね

買ったあとに長く使い続けるからです

 

普通車なら6年、

パソコンなら4年と長い間に渡って経費にしていきます

 

これを減価償却といいますよね

 

ただ、中小企業の場合は30万未満の備品などは減価償却しなくても

一度に消耗品で落とすことができます

 

だから利益が思ったより出た年度は、

来年に買う予定だったちょっとした備品関係を前倒しで購入してしまう

 

経費が増える分、利益も減りますよね

 

利益が減れば、税金も減ります

 

割とオーソドックスな方法ですね

 

山田社長
支払う税金が減るなら、手元のお金も増えそうな気がするんだが・・・

ちがうのかい?

 

畑中
山田社長、多くの経営者の方もそう思ってらっしゃる方が多いですね・・・

 

下のブロックパズルを見て下さい

 

利益が10円、

税金が3円、

税引後利益が7円

 

となっています↓

 

 

引用:超ドンブリ経営のすすめ

経営コンサルタント 和仁 達也先生

 

畑中
ですが、

決算期の前に消耗品を5円買ったとします

 

数字が変わる部分も見てください

 

その他の経費が5円増えて、

利益が半分の5円になりました

 

利益が半分になったので、

税金も半分の1.5円になりましたね

 

税金はたしか半分になったので、

節税できている状態です↓

 

 

 

畑中
ところで山田社長、

税引後利益はいくらになりましたか?

 

山田社長

税引後利益も、

半分の3.5円になってしまったね・・・

 

困ったな、来年投資する予定の機械を買うための貯金ができないよ

畑中
そうなんです

 

さらに山田社長、

大切なことを忘れています

 

山田社長は融資の返済がありますよね?

 

山田社長

あります・・・

 

畑中
銀行への返済は、

税引後の利益から返済していきます

 

下記のように毎月の返済が6円の場合だと、

お金が足りないという状況になってしまいます↓

 

 

 

山田社長

足りないですね・・・

 

 

畑中
お金を出して税金を減らす方法は、

減らした税金以上にお金が出ていってしまうんですね

 

つまり、

 

 

節税後の利益と手元に残るお金のバランス

ここまで考えるのがベストですね

 

2.お金を出して税金を減らす方法【代表例】

 

 

上記のような決算期前に

消耗品を購入するような方法を

 

 

中小企業者等の少額減価償却資産の

取得価額の損金算入の特例

 

 

 

といいます

 

 

取得価額が30万円未満までの

少額減価償却資産(金額の小さい固定資産)が

対象です

 

※年間300万円までの上限があります

リンクはこちら

 

 

その他には

従業員の方への退職金制度で

 

 

中小企業退職金共済制度

 

 

があります

リンクはこちら

 

 

 

 

従業員の方が増えてきた際に

退職金の制度として

よく使われます

 

※1人当たり月額の掛金は3万円が上限です

 

 

3.今日のまとめ

 

 

上で確認したように、

お金を出して税金を減らす方法は

手元のお金も減ってしまいます

 

そのため、

本当に必要な備品等があるなら

購入するのも一つの方法です

 

ですが、

 

 

特に目的意識も無いのに節税目的で

購入をする必要は無いと考えます

 

 

上でみたように、

 

 

税金を払い切ったほうが

手元に残るお金は多いからです

 

 

ここは注意点です

 

 

業務の改善が進んだり、

お客様の満足度が向上するものであれば

前向きな投資として行う意味はあります

 

 

本日もお忙しい中お読みいただき、

どうもありがとうございました

 

公認会計士・税理士

畑中 外茂栄

 

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