2025年9月29日

カテゴリー:

出口戦略と財務戦略


中小M&Aの進め方とは?仲介・FA・プラットフォームの選び方

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2,982日目 


公認会計士・税理士 

畑中 外茂栄です。



近年、大企業だけでなく、中小企業においてもM&Aは、事業承継や成長戦略の一環として活用されています。



後継者不在の解消、新たな市場展開、経営課題を解決する有効な手法として注目が高まっています。

今回は「仲介」「FA(ファイナンシャル・アドバイザー)」「プラットフォーム」の支援の形の特徴について整理します。




仲介・FA・プラットフォームの違いとは?



・仲介業者の特徴


仲介業者は、売り手と買い手の間に立って両者の利益を調整します。
メリットはスピード感と一貫した支援、デメリットは「両手報酬」であるため中立性に疑問が残る場合がある点です。



・FA(ファイナンシャル・アドバイザー)の役割


FAは売り手または買い手のどちらか一方に立ち、依頼者の利益を最大化することを重視します。
交渉や条件面の調整を強化したい場合に適しています。



・プラットフォーム型M&Aサービスの特徴


インターネットを活用したマッチングサービスで、相手先を自分で探せる点が特徴です。
費用が比較的安価で始めやすい反面、専門的な交渉やデューデリジェンスは別途必要となり、自己責任の比重が高いのが注意点です。





税理士の視点で見る支援手段のメリット・デメリット



実務経験から見る成功しやすい選択



税理士としての実務経験上、初めてM&Aを行う中小企業には「FA型」または「仲介型」の支援を受けるケースが多く見られます。
プラットフォーム型は手軽ですが、一定のM&Aリテラシーが必要です。






信頼できるM&A支援先を見つける方法



専門家との連携の重要性


税理士・弁護士・M&Aアドバイザーと連携し、複数の専門分野から総合的に判断することが、中小企業にとって重要です。



情報収集と比較検討


仲介業者・FA・プラットフォームの手数料体系・実績・サポート範囲を比較し、自社に合った支援先を見極めましょう。




まとめ



M&Aの目的、予算、希望スピード感を踏まえて支援手段を選ぶことが成功への鍵です。
焦らず、十分な情報収集と準備を進めてください。



公認会計士・税理士 

畑中 外茂栄

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