2019年12月1日
カテゴリー:
節税と改正のイタチごっこ
365日ブログ
853日目
短期でキャッシュフローを改善し、
経営者のビジョンと願望実現を支援
財務戦略の専門家
畑中 外茂栄(はたなか ともえ)です
今日から12月に入りました
2019年、令和元年も残り1ヵ月
最後まで突っ走っていきましょう^^
毎年12月は税制改正の話題が出るようになります
税制は国の収入を調整したり
景気調整などの側面もあるので、
毎年必ず改正があります
昨日はソフトバンクグループの
節税手法への対策を折り込む記事が出ていました
SBGはリミテッド株の4分の3をアームHDから配当の形で吸い上げた。
SBGは、価値が大幅に下がったアームHD株の大部分を傘下のソフトバンク・ビジョン・ファンドなどに売って帳簿上の赤字を発生させた。
この赤字と他の部門の黒字を相殺することで、
1兆円を超す連結純利益をあげたSBGの法人税負担はゼロになった。
(写真、記事を日経より引用)
この節税手法、記事を見ていて
上手いなーと思いましたね
子会社は親会社へ配当を通じて資金移動
親会社はグループ会社参加の会社に株を移動しただけ
ソフトバンクもいろいろと
経営がやばいんじゃないかと言われていますが・・・
1つの会社・グループ間の取引が問題視され、
法律に影響を与えるとはすごいなと思いますね(^^;
グループ子会社が
企業価値の1割を超える配当をしたら
規制が入るそうですが・・・
じゃあ1割を超えないような、
ギリギリの配当を狙っていったらどうなるのか
この手の改正は、
細かく決めれば細かく決めた間に
またスキマができるので
イタチごっこになりそうですね・・・
来年はM&Aがらみの改正が多くなりそうなので、
しっかりキャッチアップして
実務に落とし込んでいきたいと思います
短期でキャッシュフローを改善し、
経営者のビジョンと願望実現を支援
財務戦略の専門家
公認会計士・税理士
畑中 外茂栄