2021年4月13日
カテゴリー:
預金担保融資、「預担」のメリットは?
365日ブログ
1352日目
公認会計士・税理士
畑中 外茂栄です
弊社でも毎月一定の金額を
定期預金として積立をしています
とあるクライアントの方で
この定期預金を担保に融資を勧められた方がいました
定期預金を担保に融資を受けることを、
預金担保付融資
略して預担(よたん)と呼ばれたりもします
例えば定期預金ですでに100万円貯まっているとします
預担とは、
この定期預金100万円を担保に同額の100万を融資で調達する
というイメージです
銀行からすれば貸したお金を担保として同額を握っているので、
いわばノーリスクで貸し出すことができます
調達する側としては、
定期預金で利息をもらっているとはいえ、
これだけの低金利の時代なのでそれほど利益にはなりません
一方で同じ金額で借りるとすれば
支払う利息も発生するため、
もらう利息以上に利息を支払うため
あまり意味がないとも見えます
ですが特に初回の取引は
審査等で時間がかかるのが通常ですし
なかなか希望の金額通りに
調達できないこともよくあります
そのため預担のメリットは、
スモールステップで取引実績と返済実績を作ること
これが一番大きい意味を持ちます
「とはいっても利息を支払うだけもったいないじゃないか・・・」
と考える方もいらっしゃると思いますが、
銀行への利息は2つ考え方があります
以前にも書いたのですが、
交際費と保険料という考え方です
銀行とのお付き合いのための経費でもあるし、
万が一の安心を買っている保険のような
イメージで考えることができます
もし預担を提案された場合に、
1つの考え方として知っておいて
いただければ幸いです
公認会計士・税理士
畑中 外茂栄