2021年2月14日

カテゴリー:

経営判断の基準を作る考え方


いつかツジツマが合わなくなるのが粉飾決算です

365日ブログ

1294日目


公認会計士・税理士

畑中 外茂栄です



今日はクライアントから、

クライアントの方の社員の方の住宅ローン関係で

一風変わった質問を受けました



「住宅ローンの審査を通しやすくするために、

源泉徴収票の金額を変えることは可能か?」



正確な内容はもう少し違うのですが、

要は住宅ローンの審査を通しやすくするために

所得を大きく見せたいといった内容でした



この手の相談は明確にNGと

伝えてあげるのがベストです



法人も個人も、

事実以上に過大に見せるのは

良くありません

いわば個人版の粉飾決算のようなものです



通常赤字や債務超過の場合だと

銀行の融資が下りづらくなります



そのため、

粉飾決算をして売上や利益を過大に見せて

銀行融資を通しやすくしようと考える人もいます



ですが過大に利益が見せれば

払わなくてよい税金も払うはめになりますし、

さらに返済が増えることで資金繰りが

さらに悪化する可能性もあります



個人も同様です



給料を過大に見せて住宅ローンの審査が仮に通っても、

そのあとに返済が始まれば資金繰りが

厳しくなるのも時間の問題です



そして粉飾決算は一度手を染めてしまうと、

ツジツマが合わなくなるときが必ず来ます



鋭い行員なら見抜いてきます



粉飾決算は法人も個人も避けましょう



公認会計士・税理士

畑中 外茂栄

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