2020年10月11日

カテゴリー:

経営判断の基準を作る考え方


滞留在庫への4つの判断基準

365日ブログ

1168日目 


短期でキャッシュフローを改善し、

経営者のビジョンと願望実現を支援


財務戦略の専門家

畑中 外茂栄(はたなか ともえ)です



先日、

なかなか売れずに残っている在庫について

どういう対応を取ったら良いか?という相談を受けました



なかなか売れない在庫、

いわゆる滞留在庫です

場合によっては数ヵ月のものから

数年経過しているものまで様々です



滞留在庫に関しては4つの判断基準があります



1つ目は、特に何もしない



お店に引き続き商品として配列をしたり、

とりあえず倉庫に保管しておくパターンです



急ぎで何かする必要が無い場合には有効です



2つ目は、取得価額を引き下げる方法です



何年も経過している場合には市場では

商品価値が下がっている場合があります



税務上の評価損を要件を満たす場合には

棚卸評価損として計上をすることも

認められているため節税効果もあります



3つ目は、値下げをして売る方法です



当初100円で売ろうと思っていた商品が

思ったより売れなかった場合に、

50円など値段を下げて売る場合です



在庫一掃セールのイメージに近いですね



多少なりとも売上代金を回収できますし、

在庫も無くなるので決算書の見栄えも良くなります



4つ目は処分です



もう何年も売れていない商品で

今後も売れる見込みがなければ、

残念ながら処分せざるをえません



2つ目の方法と一緒な効果がありますが、

棚卸廃棄損として計上するため

多少の節税効果があります



一番後回しにしたい選択してはありますが、

保管してあるだけでメンテナンス費用や

保管コストも発生する場合には

思い切って処分をするのも1つの手です



上記のように4つの判断基準があります



在庫管理の中で在庫の経過年数や状況に応じて

自社の判断基準を設定しておきましょう



短期でキャッシュフローを改善し、

経営者のビジョンと願望実現を支援


財務戦略の専門家

公認会計士・税理士

畑中 外茂栄



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