2020年8月16日
カテゴリー:
1枚買うともう1枚無料・・・の秘密を紐解く
365日ブログ
1112日目
短期でキャッシュフローを改善し、
経営者のビジョンと願望実現を支援
財務戦略の専門家
畑中 外茂栄(はたなか ともえ)です
今日までお盆休暇で明日から通常通りの仕事が
始まる方も多いのではでないでしょうか?
僕も週末は休みが取れて良いリフレッシュができました
といっても暑くてどこにも出かけてはいませんがw
今日は我が家はテイクアウトのピザを注文しました
それでピザ屋でよくあるのが、
ピザを取りに行ったらもう1枚無料でサービスします
こんなサービスありますよね
あとは免税店でもよくある、
3つ買ったら1個無料、といったサービスもよく見かけますよね
よくよく考えると、
お店側の立場に立つと不思議だなって感じたことありませんか?
「利益出るのかな・・・?」
って僕も思ったことあるんですよね
お金のブロックパズルで整理をしてみましょう
引用: お金のブロックパズル
超☆ドンブリ経営のすすめ
著者 和仁 達也先生より
※ 以下はすべて仮の数値のため
実際の利益計算とは異なります
例えば、
1枚 売値2,000円のピザの原価率30%だと600円
粗利が差し引きの1,400円
人件費がピザの調理と配達で700円かかったとすると
利益が700円になる計算です
人件費は、
時給1,000円のスタッフが調理に20分、配達20分
合計40分かかったとすると
1,000円×40分÷60分≒666円→700円とします
それぞれの調理、配達だけで細分化してみると
350円ずつといったイメージでしょうか
その他の固定費、
お店の賃料等は今回は省略します
次に、
お客様がお店にピザを取りに来ていただいた場合で
1枚無料とした場合です
まったく同じピザを2枚調理した場合、
売値は2,000円とかわりませんが原価は変わらないので
単純に2倍の1,200円とします
粗利は差し引きで800円になります
固定費の人件費は配達という工数が減りましたが、
2枚作る必要があるため時間として1.3倍かかるとします
350円の人件費の1.3倍→500円としておきました
そうすると利益は300円になりました
もちろんもろもろの前提条件は仮ですし、
配達の移動や熟練したスタッフが作るかどうかで
調理する時間も変動して変わってきます
ですが、
このようにまずは利益が出るかどうかを整理したり、
利益率の幅で本命商品などの組み合わせや
セグメントを考えたりすることはできますよね
新しい商品や事業を始める時には
お金のブロックパズルなどフレームワークが
あったほうがいろいろ整理できますよね
考えを整理したり優先順位をつけたり、
いろいろとご活用ください^^
短期でキャッシュフローを改善し
経営者のビジョンと願望実現を支援
財務戦略の専門家
公認会計士・税理士
畑中 外茂栄