2021年7月5日

カテゴリー:

法人税


役員報酬0だと問題ある?

365日ブログ

1435日目


公認会計士・税理士

畑中 外茂栄です



弊社のクライアントの方で、

関与する前にこのような決算書を見ました



役員報酬0


年間を通じて役員報酬が0になっていました



聞いてみると、

所得税、住民税、社会保険料の支払いが

嫌だから役員報酬を0にしているとのことでした



役員報酬0の場合だと、

ケースによって問題がある場合もあれば、

問題が無い場合もあります

まず役員報酬0で問題がある場合です



役員報酬0の場合だと、

税務調査の際に調査官に



「役員報酬0でどうやって生活をしているんだろう?」



と疑われる可能性が高いです



会社のちゃんとした経費だけでなく、

プライベートの支出もなんでもかんでも

経費にできるというわけではありません



スーパーの食料品

日常の消耗品

美容院代

個人的な趣味

・・・



このような必ず発生するプライベートの支出を

会社の経費として処理していないか?



そういった視点でも調査官はチェックしてくる可能性があります



逆に役員報酬が0でも問題ない場合もあります



会社に社長からの借入金が残っていて、

それを返済することで

役員報酬の代わりにしているようなケースです



その上でプライベートの支出も

公私混同していなければ何も問題はありません



そのためパッと見役員報酬が0でも

必ず問題があるというわけではありません



適正な運営を行っていくためにも、

ある程度役員報酬を支給をして

業務上の経費、プライベートの支出を

きっちり分けておくことが大切です



公認会計士・税理士

畑中 外茂栄

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