2019年6月12日

カテゴリー:

お金のブロックパズル


役員報酬を変更する際に気をつけなければいけない3つのポイント

365日ブログ

681日目

 

短期でキャッシュフローを改善し、

経営者のビジョンと願望実現を支援

 

財務戦略の専門家

畑中 外茂栄(はたなか ともえ)です

 

 

今日は豊田のお客様訪問、

午後から愛知県庁へ移動して調べ物でした

 

 

県庁や市役所は管轄の窓口に行く際に

ほぼ迷ってしまいます(^^;

 

 

ところでブログ仲間が

こんなことを言っていました

 

 

「役員報酬を勝手に上げたら税理士に怒られた」

 

 

法人の場合役員報酬を増やしたり

減らしたりできるのは決まった

期間に行う必要があります

 

 

税理士側の気持ちを考えると

おそらく各種手続を失念する趣旨から

怒ったのはではないか・・・と思われます(^^;

 

 

そういえばこの役員報酬の話、

超大切な話なのですが

よく考えると今までブログで

書いたことがありませんでした

 

 

役員報酬を変更する際の3つのポイントについて書きます

 

 

 

 

1.変更のタイミング           

 

 

まず、

役員報酬は期中に自由に

上げたり下げたりすることが

できないので注意してください

 

 

理由は簡単で、

利益操作につながるからです

 

 

年度末に利益がドカッと出そうな場合には

役員報酬で調整することができれば、

自由に利益を操作できてしまいます

 

 

そのため、

毎月の役員報酬は決まった日に

決まった額を支払ってくださいね

というルールがあります

 

 

これを定期同額給与といいます

 

 

定期同額給与の場合、

役員報酬を変更するタイミングは

年に一度だけです

 

 

決算が終わった後、

3ヵ月以内に変更をする必要があります

 

 

例えば、

12月決算の会社であれば

税務申告は2に行います

 

 

役員報酬の改定は、

税務申告を行う2月に行ったり、

翌月の3月に行ったりするのが一般的です

 

 

変更を行うタイミングに気をつけましょう

 

 

2.株主総会議事録の備付         

 

 

中小企業の場合だと、

通常は役員報酬の変更は

株主総会を開いて決議をします

 

 

税務調査に入った場合も、

この株主総会議事録の備付は

チェックされる可能性が高い書類です

 

 

役員報酬を変更した場合には、

決算書の控えと一緒に

株主総会議事録を保管しておきましょう

 

 

議事録の内容は、

 

 

・総会が開催された日付

・出席した株主

・役員報酬の変更前の金額

・役員報酬の変更後の金額

・いつから変更されるか

 

などを記載しておきましょう

 

 

3.社会保険の随時改定          

 

 

役員報酬を上げれば、

社会保険も注意が必要です

 

 

加入している社会保険の標準月額報酬が

2等級以上上がった場合には、

随時改定の手続が必要になってきます

 

 

うっかり忘れには注意しましょう

 

 

4.まとめ               

 

役員報酬を変更する際には、

 

・タイミング

・株主総会議事録

・社会保険の随時改定

 

この3つに気をつきましょう

 

 

また具体的な金額については、

会社の中長期の設備投資状況等から

法人に残しておくべき内部留保の金額や、

個人のライフプランニングの観点から

金額を考えていきましょう

 

 

なお具体的な金額については

下記のブログで書いてあるので

よかったらご覧ください

 

根拠ある役員報酬の決め方~2つの目線と判断基準~

 

 

本日もお忙しい中お読みいただき、

どうもありがとうございました

 

短期でキャッシュフローを改善し、

経営者のビジョンと願望実現を支援

 

財務戦略の専門家

公認会計士・税理士

畑中 外茂栄

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