2023年11月2日
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「もらえる」という誘惑には慎重になる
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公認会計士・税理士
畑中 外茂栄です
資金調達の手段の1つである、補助金
補助金は場合によっては事業を後押しします
「場合によって」というのは、
逆に足を引っ張る場合もあるということです
補助金は、融資とは違い返済義務がありません
そのため、
「もらえるならもらっておこう」と考えがちになってしまいます
コロナ禍の時に事業再構築補助金という補助金がありました
採択された会社も多くあるでしょう
ところが最近は事業再構築補助金が採択されても、
その始めた事業を
「止めたい」
あるいは、
「止めた」
といった声も聞こえてくるようになりました
この事業再構築補助金の話が出た時も、
コロナ禍で本業が上手くいかなくなったのに
別事業への転換を後押しをして成功させる、
というのがどうもイメージが湧きませんでした
「もらえるからもらっておこう」といった姿勢で、
なんとなく始めた場合は気持ちが乗っていません
何としてもこの事業を始めたいんだ
そのような想いが無いと、
なかなか難しいなと思います
お金は簡単にはもらうことはできません
もちろん、補助金は想いがあった前提で
タイミングが合えば力強い後押しになるでしょう
弊社は補助金関係の申請代行は一切行っていませんが、
ご希望があれば別の専門家へご紹介させていただきます
お金をもらう以上は、必ずリスクや責任が発生します
慎重に検討をしていきましょう
公認会計士・税理士
畑中 外茂栄