2023年10月19日
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減税はどの税目が望ましい?
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公認会計士・税理士
畑中 外茂栄です
最近「減税」のキーワードをよく耳にするようになりました
増加した税収分を適切に還元する、とのことです
一方で、
どのようなやり方で、いくらまでといった
具体的な話はまだ出ていません
また給付金の話も出ていますが、
給付金はすぐに受け取ることができるため、即効性があります
一方で減税であれば、
取る手法によって効果を実感できるタイミングが変わってきます
今回は所得税の話が中心になっていますが、
仮に次回の税制改正で改正をして、
2024年から施行した場合に、
税金が確定するのは2024年の年末以降になります
その時に減税の金額が数万円程度だとすると、
まったく効果を実感しないと思いますね
日々の生活から実感をするとすれば、
所得税より確実に効果があるのは消費税です
日常品から嗜好品まで、
消費税10%の上乗せされているわけです
それが5%程度下がるだけでも、
今であれば効果を実感できる人は多いのではないでしょうか
なおかつ、消費税が下がれば、
購買意欲も上がり、経済が活性化し、
法人の所得や個人の所得も上がる可能性があります
結果的に、法人税や所得税の税収も増える可能性があります
税に関わっている専門家側としても、
今でこそ経過措置でもいいので、
消費税を下げてほしいなと切に思います
公認会計士・税理士
畑中 外茂栄