2025年6月15日
カテゴリー:
アカウンタビリティの向こう側

365日ブログ
2,876日目
公認会計士・税理士
畑中 外茂栄です
昨日京都に行ったのは、
母校 同志社大学で所属していた、
百合野先生の喜寿のお祝いでした

喜寿というのは、
- 年齢:数え年で77歳(満76歳の年)
- 由来:「喜」という漢字を草書体で書くと「七十七」に見えることから
- お祝いの色:紫(高貴・長寿の象徴)
との由来のようです
お祝いの色が、母校のイメージカラーと一緒でした
そして母校もなんと150周年でダブルおめでたです
約40年に渡ってゼミ生を輩出してきた先生には、
100名を超える大勢の卒業生が集まりました
公認会計士試験の監査論の試験委員を
務められていたこともあり、業界では著名な方です
昨日は懇親を深める中で、先生の講演が2つありました
下記はアカウンタビリティでの話の中での先生の気づきの共有でした

「説明責任を負っている人たちに十分な説明をさせ、
その説明が正しいかどうかをチェックさせるのは、
説明を受ける権利を有している人たち(国民)が
自分たちの説明を受ける権利を理解しているから。」
社会人、そして専門家になってから約20年
様々な経験をしてきたからこそ、
この言葉の深さが少し通じた気がしました
アカウンタビリティという言葉があります
政治の場面でも、説明責任という言葉を良く耳にします
狭義の意味では単なる説明をする義務のように理解されていますが、
より広義では
行動や決定の正当性を説明し、それに対して責任を取る義務
という意味になります
説明すれば、何でもいいというわけではないんですね
対関係者は、
・国民
・株主・顧客
・上司・同僚
になってきます
だいたいの説明や解説はここで終わっているのですが、
権利と義務は表裏一体です
つまり、説明をする側が義務がある一方で、
我々は説明を受ける権利があるのです
さらにいえば、権利があり、
説明を受けて納得するかどうかまでですね
全てのビジネスにとって、
お客様と向き合う中で重要なことだと感じました
歴史ある母校、ゼミの諸先輩方、同級生と一緒に時間を過ごし、
大学生当時の記憶が蘇ってきました
人生の基礎になった京都の地
あれから約20年経ち、
人生もいよいよ折り返しになってきました
あの頃の気持ちを忘れずに、
少しずつ社会に還元していきたいと思います
公認会計士・税理士
畑中 外茂栄