2026年3月21日
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お客様に勧める前に、まずは自社で実践する
365日ブログ
3,155日目
公認会計士・税理士
畑中 外茂栄です。
「便利そうだから、まずお客様に」
そう勧めたくなる場面は少なくありません。
ただ、士業の現場では、勧めたツールや運用が実務に噛み合わないと、かえって負担を増やしてしまうことがあります。
だからこそ弊社では、
顧問先に勧める前に、可能な範囲で自社で試す
というスタンスを大切にしています。

なぜ「自社で試す」のか
理由はシンプルです。
説明責任と再現性のためです。
私たちが勧める仕組みやツールは、顧問先の業務や体制の中に深く入り込みます。
そのとき、
・画面の見え方
・例外処理の起きやすいポイント
・社内で続けるための運用ルール
こうした部分まで一度触れていないと、現場の質問に真正面から答えにくくなります。
クラウド会計、申告ソフト、タスク管理ツール、生成AI活用など、選択肢は年々増えています📈
一方で、
アップデートが速すぎて、導入当初の評価が半年後には通用しない
ということも珍しくありません。
そのため、自社で試すことは営業ではなく、
説明の精度を上げるための投資
だと考えています。
自社試用で見えてくる論点
実際に触ってみると、論点はかなり具体的になります。
例えば、
・導入のハードルは「機能」より「運用設計」にある
・例外(インボイス取得、承認フロー、名寄せなど)が詰まりやすい場所
・誰がオーナーになれば回るか
・どの頻度で見直せば定着するか
ここまで自分の言葉で語れるようになると、打ち合わせは「勧める/勧めない」の話ではなくなります。
たとえば、
「御社の規模ならここまで整えれば十分です」
「今の体制だとここが詰まりやすいです」
といった、
前提をすり合わせた提案
に近づいていきます。
すべてを完璧に試せるわけではない
もちろん、
・すべての業種
・すべての規模
・すべての運用パターン
まで自社で再現することはできません。
その点は正直に伝え、必要に応じて他社事例や公開情報も補います。
大切なのは、
試していないのに詳しいふりをしないこと
だと感じています。
試した範囲と、試していない範囲を区別して話せるほど、
長期的な信頼は積み上がっていきます。
まとめ
弊社のビジョンで、社内向けには挑戦と実践を化が下ています。
一見すると時間がかかるように見えますが、
結果的には双方にとって合理的な選択になることが多いです。
ツールや制度は変わり続けます。
ただ、自分の足で踏みしめたうえで提案するという姿勢そのものは、変わりにくい強みになります。
これからもまずは小さく試す → トライアンドエラーの中で再現性を高めることを実践していきます。
公認会計士・税理士
畑中 外茂栄





