2025年10月8日

カテゴリー:

事業承継


中小企業庁「事業承継診断シート」

365日ブログ 

2,991日目 


公認会計士・税理士 

畑中 外茂栄です。 



中小企業には事業承継に活用できるツール類が豊富にあります。



その中の1つに、

「事業承継診断シート」というシートがあります。

リンクはこちら



「うちはまだ先の話だよ」


そう考える経営者の方は少なくありません。


しかし実際には、事業承継の準備には5年から10年かかるケースが多く、

気づいたときには後継者の育成や株式の整理が間に合わない、という例が少なくありません。



そこで役立つのが「事業承継診断」です。


現状を客観的に見える化し、「今、何をすべきか」を明確にするツールです。





1. 診断の目的は「現状の見える化」



事業承継診断は、単なるアンケートではありません。


・後継者候補の有無
・経営権・所有権の分離状況
・金融機関や専門家との関係性
・M&Aも含めた引継ぎの選択肢


などを総合的に確認し、経営者が「今どの段階にいるのか」を把握するためのものです。



多くの経営者は「まだ元気だから大丈夫」と思いがちですが、

診断を行うことで、株式の評価や借入保証の整理など、今から着手すべき課題が明確になります。




2. 早期診断が“安心”をつくる



「まだ先だと思っていたのに、急に体調を崩して…」
「後継者はいるけど、具体的な話をしていない」


こうしたケースで会社が混乱する例を、実務でも数多く見てきました。



事業承継診断は、そうした“もしも”を防ぐための第一歩です。



5年後、10年後に「やっておいてよかった」と思えるよう、

今こそ未来の点検をしておくことが、経営者の責任でもあります。



事業承継診断は、会社を守り、従業員や家族の安心を守る「経営の再確認」です。


診断結果を踏まえ、



  • ・自社でできること
  • ・専門家に任せること
  • ・支援機関に相談すべきこと



1つずつ課題を整理していけば、

事業承継の準備は確実に進みます。



大前提は会社の存続です。



早期の検討をしていきましょう。



公認会計士・税理士 

畑中 外茂栄

  • 【無料診断】ドンブリ経営レベル5段階
  • 【無料メール講座】7日で学ぶ!ドンブリ経営から脱却するための最初の一手
  • 【1on1個別セッション】会社の経営数字について学ぶ!

月別記事

MONTH