2025年9月12日
カテゴリー:
GoogleのAI検索モード

365日ブログ
2,965日目
公認会計士・税理士
畑中 外茂栄です。
いよいよGoogleのAI検索モードが実装されました。

GoogleのAI検索モードとは?
導入:AI時代の検索体験が変わる
Googleが提供を始めている「AI検索モード(Search Generative Experience: SGE)」は、
従来の検索結果表示とは大きく異なる仕組みを持っています。
単なるリンクの羅列ではなく、AIが情報を要約し、
質問に対する「答え」を生成してくれるのが最大の特徴です。
経営者やビジネスパーソンにとっては、
必要な情報をより早く・効率的に手に入れることができる強力な武器になり得ます。
AI検索モードの仕組み
- AIによる要約表示
検索キーワードに応じて、Web上の情報をAIが統合・要約。数行でポイントを把握できます。 - 追加質問が可能
そのままチャットのように追加質問ができ、より深掘りした答えを得られます。 - リンクと併用
生成された要約の下には参考となるリンクも表示され、情報の裏付け確認も可能です。
ビジネスへの活用場面
1. 市場調査の効率化
「〇〇業界の最新トレンド」「中小企業向け助成金」などを検索すると、
記事を一つひとつ読むより先に、AIが概要をまとめてくれるため、短時間で全体像を掴めます。
2. 要点理解のスピード化
AI検索なら「要点だけを抜き出す」ことが可能。時間のない経営者にとって大きなメリットです。
3. 経営判断の材料収集
例えば「LTV改善の成功事例」などを調べると、
AIが複数サイトの情報を整理し、施策の方向性を考える材料になります。
注意点と限界
・情報の正確性
AIが生成する要約は便利ですが、誤りや偏りも含まれる可能性があります。必ず一次情報で確認が必要です。- ・網羅性の不足
AIが抽出する情報は限定的であり、全体をカバーしているとは限りません。 - ・専門分野の判断には不向き
法務・税務など専門的判断が必要なテーマは、AI検索の答えをそのまま鵜呑みにせず、専門家に相談する必要があります。
AI検索を経営に役立てよう
GoogleのAI検索モードは、調べもののスタイルを大きく変える可能性を持っています。
情報収集の効率化はもちろん、経営判断に必要な「一次情報へのアクセス」を早める効果も期待できます。
ただし「AIの答え=正解」ではなく、あくまでスタート地点と位置づけることが重要です。
AI検索を活用しながら、最終判断は自らの目と専門家の知見で補いましょう。
公認会計士・税理士
畑中 外茂栄