2025年4月26日
カテゴリー:
BS思考

365日ブログ
2,826日目
公認会計士・税理士
畑中 外茂栄です
企業経営において重要な視点のひとつに、
BS思考
があります
BS思考とは、バランスシート(貸借対照表)を基準に、
会社の経営状態を資産・負債・純資産から分析し、
経営判断を重視する方法です

では、なぜBS思考が重要なのか?
売上高や利益(損益計算書=PL)を基準に経営を評価しがちです
ですが、PLだけでは判断できないことがあるんですね
PLには無くBSにはある情報、
それは現預金残高です
例えば、PL上で利益が出ていても、
実際にはキャッシュが不足し、
資金ショートに陥るケースがあります
耳にしたことがあるかと思いますが、
黒字倒産という言葉があります
黒字なので、PLは利益が出ているんですね
それでも倒産してしまうのは、
現預金が枯渇してしまうからです
あるいは、借入金の残高などもBSに現れます
BS思考は資産と負債を把握・意識する上で大切です
会社を経営していれば、
BSは必ず作っているはずです
ここで大切なことは、
個人側もぜひBSを作っていただきたいと思います
個人側のPLはいわゆる役員報酬や給料がPLです
それらに加えて、
資産は現預金や不動産や株などの金融商品、
負債は住宅ローンなどの借入金などがあるはずです
そして経営者であれば、
自分の会社の株主として価値もBSに計上されるのです
これは企業価値を高めていくことで、
将来的なキャピタルゲインにつながります
法人と個人、両輪でBS思考を鍛えていきましょう
公認会計士・税理士
畑中 外茂栄