2023年8月8日

カテゴリー:

経営判断の基準を作る考え方


中小企業は無理な料金設定は止めましょう

365日ブログ 

2,199日目 


公認会計士・税理士 

畑中 外茂栄です



今日、とある業界の料金体系で

議論になったことがありました



A社は着手金ありで取引が無事完了したら成功報酬が発生

B社は着手金無しで完全成功報酬



A社の着手金は取引の成功・失敗に関係なく発生します



仮に取引が失敗に終わっても着手金は返ってきません



一方でB社は取引が成功した場合のみ報酬が発生します



失敗に終われば何も支払いは発生しません



支払いだけ見れば、

完全成功報酬型のほうが利用者にとって親切かもしれません



今度は企業側に立ってみましょう



取引が完了するまでの時間にもよりますが、

B社は最終最後まで売上が立つことはありませんし、

取引が失敗に終われば売上は0です



当然A社に比べて資金繰りはきつくなるでしょう



今日は話で聞いたのは、



A社は丁寧でサポートもしっかり

B社は雑で取引の完了を急がせる



とのことでした



仕事が雑になったり疎かになってしまっては本末転倒です



成果に応じて査定も変化する営業マンとしても、

はやく結果を出したいバイアスが働きます

特に我々中小企業は大企業に比べて体力は多くありません



売上が0でも固定費は発生します



適切なサービスを提供するためにも、

適切なタイミングで売上を計上する



持続できない料金設定は見直しが必要ですね



公認会計士・税理士 

畑中 外茂栄

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