2019年2月23日
カテゴリー:
どのピースを選び、どのような絵を描くか?
365日ブログ
572日目
短期でキャッシュフローを改善し、
経営者のビジョンと願望実現を支援
財務戦略の専門家
畑中 外茂栄(はたなか ともえ)です
先日、
定期訪問の際に
現状の経営状態の報告を
行ってきました
会社全体
不動産部門
美容部門
飲食部門
共通部門
部門は仮ですが、
このように会社全体の数字だけでなく、
各部門ごとの部門別計算も行っているため
数字とは前向きに行っている会社です
会社全体としては、
△(やや不調)
内訳を見ると、
不動産部門 ×(不調)
美容部門 ○(好調)
飲食部門 ○(好調)
こんなイメージです
つまり、
特定の部門が特に足を引っ張ってしまっているために
会社全体がやや不調となってしまっている、
こんなイメージです
ところが今回の報告、
少し今までの空気感と違っていました
簡単に言うと、
現金残高は増えているのに、
なんで数字が悪くなるのか?
こんな疑問点をぶつけてくれました
この会社は銀行から少し前に借入をしたために、
現金残高は増えた状態でした
現金が増えたから儲かっている
幹部の方々の頭の中は
こんなイメージだったんですね
ところが銀行から借りたお金は
いずれ返す必要があります
受け取ったときは利益ではないし、
返済したときは経費にならないんですね
お金のブロックパズルでも
銀行の返済は税引後利益からの返済です
税金を引いたあとの利益から返済していくんです
詳しくは下記の記事をご覧ください
さらにいえば、
この通帳に残っているお金は
銀行より先に税金を支払う必要があります
なぜかというと、
銀行の力より国の力のほうが強いから
だから、
通帳の残高だけを見て
経営判断をすることは危ないんですね
ではどうするのか?
起点になるのは自社の試算表や決算書です
これらは今後どういった経営の舵取りを行っていくか
経営判断するためのピースが散らばっています
試算表や決算書の中では
現金残高は1つのピース、
指標でしかありません
不要なピースも散らばっています
僕はピースを取捨選別し、
効果的な使い方について
一緒に考えることができます
どのピースをかき集め、
どのような絵を完成させるか
経営者の方の想いが大切です
これは役割分担ですね
より良い経営の舵取りをしていきましょう
本日もお忙しい中お読みいただき、
どうもありがとうございました
短期でキャッシュフローを改善し、
経営者のビジョンと願望実現を支援
財務戦略の専門家
公認会計士・税理士
畑中 外茂栄