2020年2月21日
カテゴリー:
銀行の2つの習性を理解しておく
365日ブログ
935日目
短期でキャッシュフローを改善し、
経営者のビジョンと願望実現を支援
財務戦略の専門家
畑中 外茂栄(はたなか ともえ)です
業界特有の思考パターンってありますよね
経営においては銀行取引は重要になってきますが、
銀行取引を理解して進めていくためにも
銀行側の根本的な考え方を知っておくことは重要です
よく言われていることですが、
銀行は
「晴れた日に傘を差し出し、雨の日に傘を取り上げる」
なんて言ったりしますよね
晴れた日というのは経営が好調な日
雨の日というのは経営が不調な日
経営者側とすれば、
本当であれば経営が不調であるときこそ
資金繰りが厳しいため支援をしていただきたいと考えます
ですが銀行側からすると、
貸したお金+利息を回収する必要があるため、
経営が不調な会社であれば貸したお金が
貸倒れするリスクがあります
貸倒れが発生をすると損してしまいますから、
貸倒れする不安が無い、
経営が好調な会社に貸したがります
これはやはり事実としてありますね
これがまず1つ目の習性です
あとは、
右にならえ
ほかの業界に比べてライバルの他行の動きを
やたらと気にする傾向があります
他行が貸すなら当行も貸すし、
他行が貸さないなら当行も貸さない
このような場面もかなりあります
あるいは、
他行が連帯保証を外したから、
別の銀行も連帯保証を外したというケースもあります
これが2つ目の習性です
この2つの習性を知っておくのは
対等に付き合っていく上でとても大切です
1つ目の習性からは、
借りるタイミングがとても重要なことがわかりますね
雨の日だと借りることができないんだったら、
晴れの日に借りてしまえばいいんです
経営が好調な時こそ、手元資金を厚くするチャンスなんですね
2つ目の習性からは、
複数の銀行と付き合うことも重要なことがわかります
一行だけだと、
金利や返済条件など競い合うことがないため
有利な条件にはなりません
相手側の思考パターンをおさえつつ、
ビジネスパートナーとして関係性を構築していきましょう
短期でキャッシュフローを改善し、
経営者のビジョンと願望実現を支援
財務戦略の専門家
公認会計士・税理士
畑中 外茂栄