2018年10月10日
カテゴリー:
段階的に利用する2つの資金調達方法~政策金融公庫と民間の金融機関~
365日ブログ
436日目
短期でキャッシュフローを改善し、
経営者のビジョンと願望実現を支援
財務戦略の専門家
畑中 外茂栄(はたなか ともえ)です
先日、
独立当初から関与していただいている方が
事業拡大に伴い信用金庫に融資を依頼しました
無事に希望額満額での融資が決定しました
独立当初は政策金融公庫での創業融資での資金調達、
今回は民間の信用金庫の融資で資金調達を行いました
このアプローチには目的があります
1.事業は常に資金調達から始まる!
事業は資金調達をした後の
お金を元手に投資をしていきます
資金調達をしたお金で、
投資を行います
商品を仕入れたり
設備投資をして投資を行うんですね
そのあとは
設備投資をした機械で商品を作って売ったり、
仕入れた商品を売ったりすることで
投資をしたお金を回収していきます
独立であれ新事業であれ、
始まりはいつも資金調達です
2.資金調達は主に2種類
始まりはいつも資金調達ですが、
独立や新事業の場面で利用できる
資金調達の種類には主に2種類あります
自己資金と借入です
自己資金とはコツコツ貯めたお金
借入とは金融機関からの融資(お金を借りる)ことです
大きな投資をする際に
自己資金だけで補えなければ、
不足分を金融機関から
借りてカバーする必要があります
3.独立当初は政策金融公庫
独立当初(独立~2年)は
政策金融公庫の新創業融資の利用を
おすすめしています
政策金融公庫とは政府系の金融機関です
政府系の金融機関であるため、
独立当初で実績がまだ少ない段階でも
積極的に融資を行ってくれます
簡単にいえば民間の銀行より
借りやすく融資までの実行が早い傾向があります
独立当初は特に資金調達のスピードが求められます
例えば、
店舗型のビジネスであれば
良い店舗を見つけても椅子取りゲームのように
先に契約したもの勝ちです
スピード感を持って資金調達するためにも
独立当初は借りやすい政策金融公庫からの資金調達を
おすすめしています
4.実績が出た後は民間の金融機関
事業が軌道に乗った後、
新しい店舗の出店や新事業で
追加の資金調達が必要な場合があります
この場合も資金調達の考え方としては、
自己資金か借入かのどちらかです
借入で資金調達を行う場合、
実績(2~3期分)が出た後は
民間の金融機関からの融資を
おすすめしています
メガバンク
地方銀行
信用金庫
などです
独立当初は借りやすさと
スピードが求められました
民間の金融機関の場合、
政策金融公庫に比べて借りづらい傾向があります
簡単にいうと難易度が上がります
そのため、
実績が出た後にあえて
難易度が高い融資にチャレンジします
ここからメインバンクとして
本格的な取引を始まります
融資はの本命の商品です
今後長年に渡って浮き沈みに応じて
様々な局面でメインバンクに
支援を要請することもあるでしょう
資金調達先として民間の金融機関と
政策金融公庫の2種類を確保することができます
万が一、
片方がだめでも片方にアプローチできる
これは万が一の際に
精神衛生的にもプラスに働きます
5.今日のまとめ
借りるタイミング、
融資の商品、
メインバンクの選定など
様々なアプローチが考えられます
また借りたお金は
いずれ返さなければいけません
個々の会社の状況から判断し、
モニタリングをしっかり行っていきましょう
本日もお忙しい中お読みいただき、
どうもありがとうございました
短期でキャッシュフローを改善し、
経営者のビジョンと願望実現を支援
財務戦略の専門家
公認会計士・税理士
畑中 外茂栄