2018年8月13日

カテゴリー:

経営判断の基準を作る考え方


「安全」と「危険」のライン

365日ブログ

378日目 

 

短期でキャッシュフローを改善し、

経営者のビジョンと願望実現を支援

 

財務戦略の専門家

畑中 外茂栄(はたなか ともえ)です

 

 

独立行政法人

中小企業基盤整備機構が運営している

経営自己診断システムという

経営診断システムがあります

 

リンクはこちら

 

 

決算書2期分から

いくつか項目を入れるだけで

銀行員が行っている

スコアリング分析に近いものができます

 

 

※内容を必ず保証するわけではありません

 

 

注意点としては○○比率、○○率といった

細々した分析指標は経営者の実際の感覚から

離れすぎています

 

 

タイムリーな意思決定に使うというよりは、

年1度の決算書を使った現状把握、

対外的に報告資料を使うときなどの

参考値把握やイメージには使えると思います

 

 

今日はこの中で、

安全性という話です

 

 

経営者の方に

絶対知っておいてほしい情報としては、

預金と借金のバランスです

 

 

毎月通帳から引き落としされる

銀行への返済金額は把握していますよね

 

 

意外と少なくないのが

今残っている借金の残高を把握していない方です

 

 

今いくら借金残ってたっけ・・・

 

 

このように聞かれる場合が非常に多いんですね

 

 

これを把握するためには

通帳には情報は載っていないので、

自社か税理士事務所が作る試算表

もしくは融資を受けた時の

返済予定表に記載がされています

 

 

この借金の残高と、

今持っている預金のバランスは

毎月確認していだきたい情報です

 

 

例えば、

今持っている預金が1,000円

借金残高が100円だとすると

借金の10倍の預金があります

 

 

これは危険か安全かで言えば

安全な状態ですよね

 

 

一方で、

 

 

今持っている預金が100円

借金残高が1,000円だとすると

借金の1/10の預金しかありません

 

 

これは危険な状態ですよね

 

 

後者の場合によくある例が、

税金対策のつもりで

役員報酬を高めに設定

 

 

結果、

赤字決算を組んでいたいたために、

役員からの借入金がふくらんでいる

場合もかなり見受けられます

 

 

当期の節税を行うor行わない、

来期の役員報酬を上げるor下げる

などもこのこの預金と借金のバランスや

資金繰りを見て行う必要があります

 

 

普段見ている試算表、

黒字or赤字把握に加えて

必ず預金と借金のバランスを

見る習慣を作っていきましょう

 

 

本日もお忙しい中お読みいただき、

どうもありがとうございました

 

 

短期でキャッシュフローを改善し、

経営者のビジョンと願望実現を支援

 

財務戦略の専門家

公認会計士・税理士

畑中 外茂栄

  • 【無料診断】ドンブリ経営レベル5段階
  • 【無料メール講座】7日で学ぶ!ドンブリ経営から脱却するための最初の一手
  • 【1on1個別セッション】会社の経営数字について学ぶ!

月別記事

MONTH