2018年6月25日

カテゴリー:

経営判断の基準を作る考え方


資金使途、「その場しのぎのお金」になっていませんか?

365日ブログ

329日目 

 

短期でキャッシュフローを改善し、

経営者のビジョンと願望実現を支援

 

財務戦略の専門家

畑中 外茂栄(はたなか ともえ)です

 

 

今年の成人式で話題になった、

晴れ着のレンタル・販売会社

「はれのひ」の社長が逮捕されました

 

 

一生に一度しかない成人式、

若者が楽しみにしていた振袖が

当日になっても手配されていなかったことは

記憶に新しいですね

 

 

内容は、

売上を実態より5000万円多く計上し

不正に融資3500万円を引き出した

 

 

いわゆる

粉飾決算という話です

 

 

最新の情報によれば、

粉飾決算の発覚回避のために

会計事務所(税理士)を毎年変更し、

2016年以降の決算は税理士の署名なし

 

 

主導的に粉飾決算を行っていたようです

 

 

しかし、

何とも無責任な話で

 

 

お客様

社内のスタッフ

ご家族

取引があった銀行

 

 

粉飾決算は本当に多くの方に

ご迷惑をおかけしてしまいます

 

 

粉飾決算というのは、

自社の決算書にお化粧をすることです

 

 

一般的に多い粉飾決算は、

利益を多く見せるパターンです

 

 

売上を過大に計上する

在庫を過大に計上する

 

 

はれのひも、こういった手法で

実態よりも良く会社を見せていました

 

 

銀行の融資の際も

新店舗の設備投資という名目だったようですが、

実態はその場しのぎのお金ですね

 

 

目の前の資金繰りがきつい・・・

もう少しくらいなら借りても大丈夫だろう・・・

 

 

これは非常に危険です

 

 

借りたものは、

いつか返さなければいけません

 

 

銀行から借りたお金は

税引後利益から返済していきます

 

 

どのような返済計画を考えていますか?

 

 

目の前の痛みから逃げるために

その場しのぎ借りても状況は好転はしません

 

 

決算書は実態を表したもの

 

 

実際の実態異常に

決算書が良くなることは

絶対にありません

 

 

そして、

決算書の複式簿記という構造上

一度粉飾決算に手を染めると

その年だけで終わることは難しくなります

 

 

その年も、

その次の年も、

そのまた次も

粉飾決算を行わざるをえなくなる

 

 

こういったケースが続けば

当然異常値は出やすくなります

 

 

ベテランの銀行員であれば、

決算書を比較して

売掛金の残高や在庫の残高、

財務比率で異常値に気づく場合があるのです

 

 

経営者が学ぶべきお金の話があり、

決算書の考え方があり、

税金の話や銀行の話もあります

 

 

経営者の方々には

正しい考え方を伝え、

そして一緒に学んでいきたいと思います

 

 

本日もお忙しい中お読みいただき、

どうもありがとうございました

 

短期でキャッシュフローを改善し、

経営者のビジョンと願望実現を支援

 

財務戦略の専門家

公認会計士・税理士

畑中 外茂栄

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