2025年12月29日

カテゴリー:

経営判断の基準を作る考え方


固定費の見直し|サブスク整理術とコスト削減の実践


公認会計士・税理士 

畑中 外茂栄です。 



年末に向けて、サブスク関係の洗い出しと不要なサービスの見直しをしていました。



中小企業にとって、固定費の見直しは資金繰り改善の第一歩です。



特にサブスクリプションサービスは、気づかないうちに複数契約してしまい、月々の固定費が膨らみがちです。



今回は、サブスク整理術とコスト削減の実践方法を、手順に沿ってまとめます。






1. まずは「全件洗い出し」から



最初にやることはシンプルです。



契約しているサブスクをすべて把握しましょう。



  • ・クレジットカード明細を確認する
  • ・月次・年次の定期課金をリスト化する
  • ・会計ソフト/クラウドストレージ/営業ツール/広告/チャットツール等を漏れなく拾う




2. 次に「使っているか」を3か月で判定



洗い出したら、各サービスの使用状況を確認します。おすすめは過去3か月の利用実績で判断することです。



チェックするポイントはこの3つです。

  • ・使っていない
  • ・重複している
  • ・代替可能



特に注意したいのは、無料トライアル終了後に自動課金へ移行しているサービスです。



気づかないまま課金が続いているケースは本当に多いです。




3. 見直しの優先順位はこの順番



いきなり細かく検討し始めると迷うため、

下記の優先順位で決めましょう。



  1. 1.使用頻度が低いサービス
  2. 2.機能が重複しているサービス
  3. 3.より安価な代替サービスがあるもの



解約前には、契約期間・更新日・解約手数料の有無を確認し、損のないタイミングで手続きを進めましょう。




4. 「一度きり」にしないのが最大のコツ



固定費の見直しは、一度やって終わりではありません。



四半期ごと、または年1回の定期点検にすると効果が継続します。



年末年始は、来年度の予算計画とセットで固定費を点検できる、ベストなタイミングです。



固定費を軽くすると、資金繰りも意思決定も一気にラクになります。



公認会計士・税理士 

畑中 外茂栄

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