2024年12月5日

カテゴリー:

経営判断の基準を作る考え方


壁を無くしては、新しい壁が生まれます

365日ブログ 

2,684日目 


公認会計士・税理士 

畑中 外茂栄です



基礎控除増額に向けて前向きな話が出ている中で、

社保側ではBadな改正が進んでいるようです



年収156万未満のパートの社会保険料を、

会社側が整備する案が出てきました

日経新聞より引用



これは企業側・労働者側双方にとって改悪になりそうです



通常であれば、社保は労使折半



企業と労働者で、半分ずつ負担することになっています



助成金等で軽減措置もあるかもしれませんが、

仮に年収156万で全額企業負担とするなら、

156万×2で312万の正社員1人分に相当します



とするなら、正社員の採用を強くするでしょう



あるいは社保負担を避けるなら、

週20時間未満で働くパートを多くするでしょう



つまり正社員もしくは週20時間のパートが

今後主流になってしまいそうな気がします



働く側にとっても、

より短く働くかより長く働くかを

選択せざるをえない場面になりそうです



今、基礎控除の増額については、

来年の2025年ではなく2026年から始めるという話が出ています



この社保の改悪も2026年の案からのようで、

せっかく基礎控除が上がったとしても

働く時間を抑制する動きになりそうなのが不安です



結局既存の壁を無くして、

新しい壁を政府が作っているだけですね



会社の財務や採用計画にも影響しそうですし、

今後も注視していかなければいけません



公認会計士・税理士 

畑中 外茂栄

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