2024年7月12日

カテゴリー:

経営判断の基準を作る考え方


KPIの見直しするための5つのポイント

365日ブログ 

2,538日目 


公認会計士・税理士 

畑中 外茂栄です



今日はお客様の借入金の情報と調達案の整理をしていました



ある程度取引数が出てくると、



A銀行・・・3本

B銀行・・・2本

C銀行・・・1本



といったように、

いろんな銀行との返済が出てくるようになります



返済日も10日だったり月末だったり、

利率なども銀行によって変わります



その結果、現状を把握しづらくなります



今回はすべての金融機関の返済を合算した

返済が完了するまでの向こう10年間の返済予定表を作成しました


作るまでが少し大変ではあるのですが、

今後の議論で情報の整理が各段にしやすくなります



そうすると、



①現状

②返済負担が重い年度は2年後

③3年後からは徐々に負担が軽くなっていく



といったように見通しが立てやすくなります



①~③の場合で、返済金額が変われば

必要な税引前当期純利益が変わります



税引前当期純利益が変われば、

必要な売上が変わります



KPI



という言葉があります



KPIとは、Key Performance Indicatorの略で重要業績評価指標の意味です



端的にいえば目標達成のための具体的な指標です



このKPIには5つのポイントがあります



  1. 具体性:KPIは具体的かつ明確である必要がある
  2. 測定可能性:数値で測定できるもの
  3. 達成可能性:現実的に達成可能な指標であるか
  4. 関連性:目標達成に直結するもの
  5. 期限の設定:KPIには達成すべき期限が設定されている必要がある



上記のような①~③のように返済の重さが変わる時には、

今までと同じ資金繰りでは資金ショートする可能性が出ます



目標達成に必要なKPIは定期的な見直しが必要です



公認会計士・税理士 

畑中 外茂栄

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