2022年7月30日

カテゴリー:

経営判断の基準を作る考え方


「万が一」の臨時の支出に対処する3つの方法

365日ブログ 

1,825日目 


公認会計士・税理士 

畑中 外茂栄です



先日のKDDIの大規模な通信障害で補填内容が発表されました

1人200円の返金 


思ったより少ないな・・・と一瞬思ってしまったのですが、

対象者の人数は



3,589万人



つまり・・・



総額で3,589万人×200円=7,178,000,000円



合計で約72億!



KDDIからするとかなりの補填金額になりますね(;^^)



でもここまでの数字にはならないとしても、

中小企業にだってこのような事態は起こる可能性はあります



製品の不備による修理や返金、

交通事故などは日常的に起こる可能性はありますよね



いずれも臨時のお金の支出が伴います



このような場合に対処する方法は大きく分けて3つあります



借入

保険

③内部留保の取り崩し



です



借入は必要な金額を借りられるかどうかはわかりませんし、

借りたお金ははいずれ返さないといけないですから優先順位は下がります



保険は対象になっていれば使用を検討しますが、

保険の免責金額や来期の保険料の増加のバランスを考えて検討します



内部留保は今回の件でも特に考えさせられました



内部留保を増やして厚くしていくことが

このような万が一のときにも対応することができます



そしてこの内部留保を厚くしていく方法は1つ



税引後当期純利益を増やしていくことです



経営者の方でも、

中には税金をいかに減らすかという視点になりがちですが、

たしかに合法的な制度を使って余分な税金を減らすことは大切ですし、

今回のように万が一の時のための手元資金を確保するのも大切です



それは税金を支払ったあとの利益の積み重ねです



健全な財務体質を作っていくための考え方や手法を

日頃から助言させていただきたいと考えています



公認会計士・税理士 

畑中 外茂栄

  • 【無料診断】ドンブリ経営レベル5段階
  • 【無料メール講座】7日で学ぶ!ドンブリ経営から脱却するための最初の一手
  • 【1on1個別セッション】会社の経営数字について学ぶ!

月別記事

MONTH