2025年9月4日
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税金を多く納付している時に気づいた時には、更正の請求を行いましょう

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公認会計士・税理士
畑中 外茂栄です
「確定申告を見直してみたら、税金払いすぎていたかもしれない・・・」
そんな時に使えるのが「更正の請求」という制度です。
払いすぎた税金を取り戻せる可能性があり、期限内であればやり直しが可能です。
本記事では、税理士の立場から更正の請求の基本、手続き方法、注意点をわかりやすく解説します。
更正の請求とは?その基本と重要性
払いすぎた税金を取り戻す仕組み
更正の請求とは、税務署に対して「税金を多く納めすぎたため、正しい金額に修正してほしい」と申し出る制度です。払いすぎた分は還付を受けられる可能性があり、確定申告の提出期限後でも手続きが可能です。

よくある申告ミスと発生しやすいケース
- ・経費計上の漏れ(個人事業主やフリーランス)
- ・所得区分の誤り
- ・住宅ローン控除、医療費控除、ふるさと納税などの申告漏れ
こうしたケースでは、本来より多く税金を納めている可能性があります。
税理士が解説|更正の請求の流れと手続き方法
請求できる期間と必要書類
- ・原則として 法定申告期限から5年以内
- ・必要に応じた証拠資料(領収書、明細書、控除証明書など)
手続き時の注意点
・請求の理由を明確に記載すること- ・書類の整合性を保ち、証拠を揃えておくこと
- ・不備があると却下される可能性があるため慎重に準備すること
税理士に相談するメリット
・書類の不備による却下リスクを回避できる- ・複雑な計算や証拠整理を任せられる
- ・税務署とのやり取りも代行してもらえる
→ 結果として、還付までのスピードが早まります。
まとめ|払いすぎた税金に気づいたら早めに行動を
更正の請求は、過剰に納めた税金を取り戻すための正当な制度です。
ただし「5年以内」という期限があるため、気づいた時点ですぐに対応することが重要です。
公認会計士・税理士
畑中 外茂栄