2025年3月22日
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名義預金の注意点とは?

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公認会計士・税理士
畑中 外茂栄です
先日、お客様に名義預金の注意点についてお伝えさせていただきました
名義預金とは、実際のお金の所有者(使用者)と名義が異なる預金のことを言います

名義預金は、実際には自分のお金であるにもかかわらず、
他人(家族など)の名義を借りて預金することです
例えば、
合法的に相続税を下げていく目的で、
家族名義の預金に財産を移転するとします
一見すると、
資産を家族に分散して税負担を軽くできると思われがちです
ですが、税務署はこの名義預金に対し非常に厳しい目を向けています
例えば、
- ・名義だけが家族であり、実際のお金の管理は本人が行っている
- ・名義人本人が預金の存在を知らない、または自由に使えない
- ・預金通帳や印鑑の管理が本人ではなく別の家族によって行われている
このように、
使用実態から判断して、
実質の所有者が名義人と異なると判断される場合があります
結果、本来の所有者の財産とみなされ、
相続税や贈与税の対象となる可能性があります
実際は、名義預金を作ったタイミングで問題になるより、
相続が発生したタイミングで過去の通帳の履歴を調査される場合があります
名義預金と認定されると、
本来節税のつもりが逆に追徴課税となり、
大きな税負担になることも珍しくありません
名義預金とされないためには、以下のポイントを押さえましょう
- ・贈与契約書を作成し、贈与の意思を明確に記録する
- ・実際に資金の管理や使用を名義人本人が行う
所有者(使用者)と名義を一致させることが大切です
公認会計士・税理士
畑中 外茂栄