2017年8月24日

カテゴリー:

消費税


お金のブロックパズルで消費税の考え方を学ぼう

365日ブログ

24日目

 

公認会計士・税理士

畑中 外茂栄です

 

 

昨日から資金繰りに直結する税金、

消費税の話を書いています

 

消費税は黒字でも 赤字でも発生する~考え方を知ろう~

 

 

今日はシンプルな数字で考えます

 

 

今日はお金のブロックパズルを使います

 

 

お金のブロックパズルとは

こちらの書籍で詳しく解説されています

 

 

 

あのムズカシイ決算書から・・・

 

 

 

 

 

このお金のブロックパズルに

決算書から必要な経営数字を抜き出し、

当てはめることで自社のお金の流れをまず把握します

 

 

お金の流れを把握したあとは

数字に見えている課題

数字に出ていない課題を考えていきましょう

 

 

今回は、

消費税は黒字でも赤字でも発生する理由を

紐解いていきたいと思います

 

 

まずは消費税抜きの金額で考えます

 

 

例えば

1本売値100円ペットボトルの水を

 

 

原価20円で仕入れます

※お金のブロックパズルでは

売上に応じて変化する変動費としています

 

 

 

 

粗利益が80円です

 

仕入れただけでは

売ることはできません

 

 

スタッフを雇用して

人件費40円を支払って

接客していただきます

 

 

稼いだ粗利益から

人件費40円を支払います

 

 

数字を並べると

 

売上100円

変動費20円

粗利益80円

人件費▲40円

利益40円

 

とわかりずらいですが

 

これをお金のブロックパズルで書くと

 

 

 

 

 

にとなります

 

数字を並べるだけより、

わかりやすくなりました👏🏻

 

この上のブロックパズルでは

消費税抜きの金額になっています

 

 

次は消費税込みの金額にします

 

 

売上100円の消費税は8円

仕入れた20円の消費税は1.6円

人件費には消費税はかかりません

 

 

消費税は

預かった消費税から支払った消費税の差額を納税します

 

 

お金のブロックパズルだと

消費税がかかっている部分は

赤字の部分になります

 

 

粗利益と利益は6.4円

消費税を預かっている状態ですね

 

 

そのため、

経営者の方は決算のときに

差額の6.4円を支払う義務があります

 

 

あとは

利益に対しても税金はかかってきます

法人だとザックリと30%程度を納税します

(今回は省略します)

 

 

この儲け(利益)への税金(法人税)

儲け以外への税金(消費税)

を別口座で納税預金として確保しましょう

 

 

お金に色をつける~通帳の3つの分け方~

 

ここで仮に人件費が100円だった場合を考えます

 

 

稼いだ粗利益より人件費のほうが高い

 

 

そのため赤字になります

 

 

ですが、

消費税を納税する義務は変わりません

 

 

ここが資金繰りを

きつくさせるところです

 

 

 

なぜ赤字なのか?

赤字の原因はどこなのか?

一次的な赤字か?

恒常的な赤字か?

 

 

原因を考えることが大切です

 

 

そのためにも自社の経営数字を

より早く把握する体制も必要ですね

 

 

次回は売上5千万円以下の会社限定で

合法的に消費税の納税を少なくする方法

を書きます

 

 

本日もお読みいただき、

ありがとうございました

 

 

公認会計士・税理士

畑中 外茂栄

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