2017年9月19日
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ジョイントベンチャーで本当に会社設立って必要ですか?
365日ブログ
50日目
公認会計士・税理士
畑中 外茂栄です
連休明けで今日から
仕事の人も多いかもしれませんね
ご相談で多い内容で
共同で事業をスタートしたい
というご相談も多いです
いわゆるジョイントベンチャーですね
特に、
お互いすでに別の事業で
キャッシュポイントが確立されていて、
新しい取り組みを始める場合です
ジョイントベンチャーの良さとしては
シナジー効果が一般的です
お互いの強みが別の強みを作ったり、
逆にお互いの弱みを補完できます
具体的には、
お互い自分の顧客リストがあるので
異なる顧客層にリーチできたり
広告宣伝費の負担を減らせるなど、
今とは別のアプローチ方法ができます
一見すると売上面や経費面でも
良いことばかりのような気がします
場合によっては
2人じゃなくて3人でスタートの場合もあります
三本の弓矢は強し、でしょうか
ただ、
会社設立の目的を突き詰めていくと
『これって本当に必要なんでしょうか??』
と思うときがあります
今あるどちらかの会社の既存の事業の延長の場合は、
収益を寄せて分配するだけでいいですし、
具体的なプランも定まらず稼働する見込みも無いなら
会社の設立コスト30万円が無駄になります
もちろん会社を法律的に清算するときもコストはかかります
ジョイントベンチャーで
走り出す際には資金面意外にも
検討することはたくさん出てきます
・会社のコンセプト
・お互いのあり方
・お互いの役割と責任
・誰が主導権を握るのか
・報酬の割合
・既存事業とのバランス
etc
実は1人でスタートするときより
慎重に決めなければならないことは
間違いなく増えます
会社設立は選択肢の1つでしかありません
相談を受けた時に、
目的を深堀りしていった結果
『やっぱり今は必要ないよね。。。』
と至ったことが何件もあります
一瞬のノリで盛り上がることもあると思いますが、
一歩引いて冷静にこの設立か必要かどうか?
こういう場面に遭遇したときは
思い出していただければと思います
本日もお忙しい中お読みいただき、
ありがとうございました
公認会計士・税理士
畑中 外茂栄