2020年10月24日
カテゴリー:
なぜ給料額面の1.2倍~1.3倍のコストを見積もっておくべきなのか?
365日ブログ
1181日目
短期でキャッシュフローを改善し、
経営者のビジョンと願望実現を支援
財務戦略の専門家
畑中 外茂栄(はたなか ともえ)です
先日お客様の新規事業について、
シミュレーションをしているときに
1つ質問を受けました
「人件費をいつも額面×1.2倍で見積もっていますけど、
これって何か理由ってあるんですか?」
仮に1人あたりの給料額面が20万円だったときに、
24万円は見積もっておいたほうが良いと伝えています
これにはちゃんと理由があります
人件費の割合や見通しをちゃんと根拠を持って
決めておくことはとても大切です
引用:超☆ドンブリ経営のすすめ
お金のブロックパズル
和仁 達也 先生
まずは正社員1人を採用して
社会保険に加入したときに、
社会保険は労使折半なので
従業員負担のほかに会社負担も発生します
おおよそ社会保険の率は約30%程度
それを労使折半するので会社負担としては
約15%の負担になります
社会保険以外でも、
雇用保険や労働保険料など会社が
負担するコストも発生します
給料額面以外にもこのようなコストが発生するため、
概算で良いので給料額面の1.2倍程度
見込んでおく必要があります
これはあくまで人件費の話ですが、
その他にもコストは発生しますよね
例えば旅費交通費や水道光熱費、
消耗品費なども附随して上がりますよね
このような日常的なコストも考えるのであれば、
1.3倍くらい多めに見積もっておく必要もあります
もちろん単純な人数だけでなく、
正社員やアルバイトなど、
雇用形態にごとに補正をしてあげることで
見通しの立て方も変わってきます
自社の事業計画や新規事業の際には、
このような点にも留意をしていきましょう
短期でキャッシュフローを改善し、
経営者のビジョンと願望実現を支援
財務戦略の専門家
公認会計士・税理士
畑中 外茂栄