2020年8月6日

カテゴリー:

お金のブロックパズル


通帳残高だけだと、錯覚を引き起こしてしまいます

365日ブログ

1102日目 


短期でキャッシュフローを改善し、

経営者のビジョンと願望実現を支援


財務戦略の専門家

畑中 外茂栄(はたなか ともえ)です



今日から愛知県独自の緊急事態宣言が始まりました



来週からお盆休暇も始まる会社も多いかと思いますが、

今年の夏はどこにも出かけない家庭も多そうですね



弊社の場合だと、

なぜか6月決算8月申告の会社が

集中的に増えていっています・・・



毎年8月は繁忙期なので安心して

仕事に没頭できそうです(笑)



今日打ち合わせをしたお客様から、

こんな話を聞きました



「知人の経営者がコロナ融資で

豪華な車や時計を買っていた」



1000万を超える、

ある程度まとまった金額の融資が

下りたら使ってしまったそうで・・・



一言にコロナ融資といっても、

会社の財務状況はバラバラですし

一概には悪いとは言えません



ただ経験則としても実感としてわかるのが、



通帳残高だけ見てると錯覚を起こす



ということです



コロナ関係の制度融資は審査は比較的緩めです



しかも据置期間(返済を猶予してくれる期間)も

長ければ3年や5年と長めに取ることができます



1000万円というまとまったお金がポンと入金されて、

元金の返済も無く利息の支払いも少ない



一瞬通帳残高のお金は

自分のお金だと思ってしまいそうですよね



忘れてはいけないのが

据置期間が終われば必ず返済が始まること



例えば、

1000万を借りて5年間で返済をする場合には

1000万÷5年間で毎年200万円の元金返済です



では据置期間1年間を取った場合にはどうでしょうか?



残り4年間で返済をしなければいけないので、

1000万÷4年間で毎年250万円の元金返済です



据置期間があっても返済期限が変わらなければ

1年当たりの返済額は増えてしまうんですね



わかりやすくするために

お尻の返済期限が一緒という前提ではありますが、

返済が始まったときの利益と返済のバランスを

考えておくことも重要です


短期でキャッシュフローを改善し

経営者のビジョンと願望実現を支援


財務戦略の専門家

公認会計士・税理士

畑中 外茂栄



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