2018年11月11日
カテゴリー:
入りよりも出が少ないと思い込んでいませんか?
365日ブログ
468日目
短期でキャッシュフローを改善し、
経営者のビジョンと願望実現を支援
財務戦略の専門家
畑中 外茂栄(はたなか ともえ)です
先週、
売上がほぼ前年比で2倍になっている
お客様から質問を受けました
『年明けの納税金額がいくらかになりますか?』
ですが、
赤字決算になる見込みなので
納税金額はほぼ0になる着地です
この方は売上が去年の前年比で
2倍近くになっています
請求書の管理システムから
帳表を印刷して比較しても一目瞭然です
売上が上がれば利益が上がる
間違いではないのですが、
必ずしも正解ではありません
お金のブロックパズルで考えてみましょう
引用:超☆ドンブリ経営のすすめ
”お金のブロックパズル”
著者 和仁 達也先生
お金のブロックパズルでいえば、
売上も上がればたしかに粗利益は増えます
下記の枠線の部分です
売上はお客様から受け取った売上代金
変動費は仕入代金や外注費など
売上に応じて必ず支払う経費です
売上から変動費を引いた粗利益は必ず増えます
これは間違いありません
一方で、
固定費も変化している可能性があります
下記の枠線の部分です
例えば、人件費
売上に増加に対応するために
正社員として雇用をしています
正社員として雇用をすれば毎月のお給料に加え、
社会保険料の発生や福利厚生費も増加します
人を雇用をすれば、
消耗品や交通費など
その他の経費も増加します
売上を上げるための広告宣伝費、
交際費等もかなり増えています
粗利の増加よりも経費の増加が増えれば、
利益は少なくなります
『売上が上がれは利益は上がる』という
経営判断の基準では誤った判断を
してしまう可能性があります
入りと出のバランス
売上から利益として残る間には
様々はプロセスがあります
稼いだ粗利以上に経費を使ってしまえば、
それは赤字決算になります
赤字決算は、
”入り”よりも”出” が多い状態です
”入り”よりも”出” が多ければ、
会社としていずれどういう状態に近づくか?
想像してみてください
大切なことは自社の経営判断の基準です
売上の目標値と経費の目標値
ここぞというときはガッと投資し、
抑えるものは抑える
正しい判断をするor誤った判断を少なくする
緩急をつけていきましょう
本日もお忙しい中お読みいただき、
どうもありがとうございました
短期でキャッシュフローを改善し、
経営者のビジョンと願望実現を支援
財務戦略の専門家
公認会計士・税理士
畑中 外茂栄