2025年8月27日
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システムの入れ替えは、決算前から検討しましょう

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公認会計士・税理士
畑中 外茂栄です。
システムの入れ替えは、決算前から検討しましょう
今日は新しいお客様との初回面談でした。
経営課題やバックオフィスの状況をヒアリングする中で、
いくつか重要な改善ポイントが見えてきました。
その中でも特に大きなテーマが「会計ソフトの入れ替え」でした。
従来型ソフトからクラウド会計へ
これまで使用されていたのは、いわゆるインストール型の大手会計ソフト。
長年利用してきた安心感はあるものの、次第に業務効率やコスト面での課題が表面化していました。
そこで今回、クラウド会計ソフトへの乗り換えを検討することになりました。
期待できる効果
クラウド会計に移行することで、主に次の2つの効果が見込めます。
1.ソフト使用料のコスト削減
インストール型ソフトに比べ、クラウド型は初期投資やバージョンアップ費用が不要です。月額課金で常に最新版を利用できるため、長期的にみてコストを抑えられます。
2.バックオフィス業務の一元管理による時間短縮
銀行口座やクレジットカードとの自動連携、請求書や経費精算との統合などにより、入力作業が大幅に削減されます。経理担当者の作業効率化だけでなく、経営者自身もリアルタイムに数字を把握できるようになります。
導入のタイミングは「決算前」がベスト
システムの入れ替えは、実務に直結するため思い切りが必要です。
特に会計ソフトは日々の入力や月次処理に関わるため、
「決算前から準備しておく」ことを強くおすすめします。
- ・仕訳の移行や残高の調整をスムーズに行える
- ・新旧ソフトの並行稼働でトラブルを回避できる
- ・次年度からスッキリした体制でスタートできる
また現場の負担感を考慮して、いきなりすべてスタートするより一定期間並行することもおすすめです。こうしたメリットを考えると、決算が迫って慌ただしくなる前に検討を始めるのが得策です。
今後の進め方
今回の企業様も、来月から徐々に導入準備に取りかかる予定です。クラウド化による効果を一つひとつ実感していただけるよう、伴走しながら支援していきたいと思います。
公認会計士・税理士
畑中 外茂栄