2018年10月28日
カテゴリー:
押し寄せるキャッシュレスの波~スマホ決済サービスのPAYPAY~
365日ブログ
454日目
短期でキャッシュフローを改善し、
経営者のビジョンと願望実現を支援
財務戦略の専門家
畑中 外茂栄(はたなか ともえ)です
消費税増税と軽減税率導入に向けて、
毎日いろんな話題が出ています
消費税の増税と軽減税率については
過去3回で基本的な部分について書きました
お時間あればご覧下さい
その中で、
注目されているのがキャッシュレス
クレジットカードを利用すれば
一定のポイント還元をするといった方法です
賛否両方ありますが・・・
実行されるかどうかも含めて、
詳細についてはまだまだ不透明です
日本は世界的に見てもキャッシュレスの仕組みが
他の国と比較しまだまだ遅れていると言われています
日本のキャッシュレスの比率は2018年現在で約20%
韓国や中国ではキャッシュレスの比率は
60%~90%と他の国と比較しても
非常に高くキャッシュレスが浸透しています
また経済産業も2018年4月発表した
『キャッシュレス・ビジョン』というレポートの中で、
キャッシュレスの比率を2025年までに40%、
将来的に80%まで高めることを明記しています
こういった点から
キャッシュレスについては
今後は日本で普及していくだろうと
個人的にも思っています
そのために普及していくためにも、
肝心の事業者がキャッシュレス決済を導入しないと
消費者はクレジットカード等で決済ができません
先日、
スマホ決済サービスを提供する
PAYPAY株式会社の営業担当の方と
情報交換をさせていただきました
PAYPAY株式会社とは、
ソフトバンクとyahooが共同出資をして
設立したスマホ決済を提供するサービス会社です
簡単にいえば、
ソフトバンク系列の会社だと
イメージしていただけばと思います
スマホ決済とは、
消費者がスマホからQRコードを
読み取って決済をする手法です
話を聞いて際立ったのが、
手数料です
会社側がクレジットカード決済を導入すると、
クレジットカード会社への手数料が発生しますよね
これはクレジットカード会社の収益になります
率の目安は3%前後
これは事業者からすると、
決して低くはない利率です
売上100円であれば、
手数料3円が天引されて
97円が通帳に入金されます
常に売上が3%値引されている状態と考えれば、
事業者もクレジットカード決済に積極的にはなりません
ところが、
このPAYPAYはソフトバンク系列なので
決済口座としてジャパンネット銀行を
利用すれば決済手数料が無料になります
文字が小さいですが、
オレンジの枠線の部分です↓
コンビニでも導入が決まっているようなので、
今後どんどん伸びていきそうな決済手法です
顧問先の方に案内を流したら
飲食業の方でさっそく1社導入を決定し、
美容業で2社検討中です
こういった手数料の見直しだけでも
自社の利益率の改善につながりますね
また個人的には、
キャッシュレス決済が普及すれば帳簿関係も
クラウド会計系と相性が良くなるし
良い点もあると思っています
国が検討しているポイント還元や
税制面等での事業主側のメリットは
今後はより明確になってくると思います
また動きがあればお伝えしますね
本日もお忙しい中お読みいただき、
どうもありがとうございました
短期でキャッシュフローを改善し、
経営者のビジョンと願望実現を支援
財務戦略の専門家
公認会計士・税理士
畑中 外茂栄