スキマを通ってばかりだと、大きな大きな穴になります

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公認会計士・税理士　

畑中　外茂栄です

自民党のパー券問題

政治資金収支報告書に収入と支出を記載せずに、

キックバックとして還流

本当によくこれだけの問題がどんどん出てきますね

民間には中途半端な減税策と給付金のみで、

本当に期待をする少子化対策、

社保削減や消費税削減はスルー

でも自分たちの懐はキッチリ潤っているわけなので、

そりゃ民間目線に沿った政策は無理ですね

ワイドナショーを見ていると、

タレントのウエンツ瑛士さんが言っていたことが、

「民間は1円単位でやっているから、

民間レベルで同じことをやったほうがいい」

とおっしゃってしましたが、

まさにその通りだなと思いましたね

20万円以下のパーティー券購入者については、

政治資金収支報告書への記載義務は無いとのことですが、

民間の決算報告・税務申告には類似する規定はありません

「20万以下の売上なので、申告しなかった」

こんなことは許してもらえません

税務調査では意図的な売上の除外ということで

悪質と判断されるのは間違いないでしょう

まさに民間レベルと同じやるべきですね

税金の世界でも一見すると節税と言われていても、

法と法のスキマを突いているだけのことはあります

例えば最近だとドローン節税の規制が記憶に新しいところです

今回の件もそうですが、

スキマを通ってばかりだと、

スキマはいずれ大きな穴になってしまいます

経営でも無意識の内に問題や課題の先送りを

してしまっているかもしれませんが、

早期着手・早期解決が大切ですね

公認会計士・税理士　

畑中　外茂栄