2023年7月1日
カテゴリー:
シンプルな設計・効果的な運用
365日ブログ
2,161日目
公認会計士・税理士
畑中 外茂栄です
働いていく上でいろんな壁がありますが、
103万円の壁
106万円の壁
130万円の壁
150万円の壁
201万円の壁
このあたりの壁が有名な壁でしょう
それぞれの壁の内容までしっかり答えられる人は、
かなりの勉強熱心な方だと思います(笑)
このうち、
106万円の壁、130万円の壁は
社会保険の扶養の範囲内の目安になる壁のことです
最近は賃金上昇などの件もあって、
パートやアルバイトの方は
この130万の壁の範囲内を
意識する方が多いような気がします
所得税や住民税は多少支払って、
社会保険料は扶養の範囲で抑える、といった働き方です
この130万の壁に関して、
新しい制度案の話が出ていました
この社会保険料の壁を超えた場合の負担に対して
助成金を支給する案のようでしたが、
①賃金や社保を支払う
②①の補填のために助成金を支給する
助成金や補助金でこのような手順の場合がありますが、
この手順はとにかく面倒だし支給されるまで時間がかかるのがほとんどです
何より現場サイドも余計な申請や検証が増えて面倒です
国も本当に支援したいなら、
助成金で補填ではなく簡素化した運用を考えてほしいところです
社保の負担等々より育児の時間確保のために
少ない時間で働かざるを得ない実情もあります
お金の話だけでなくそのあたりを含めた議論をしないと、
働き手や少子化の解消には程遠いなと思いますね
特に子育て世代として、
シンプルな設計で効果的な運用を期待したいところです
公認会計士・税理士
畑中 外茂栄